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言葉の壁を物ともしないザッケローニ、中国で直面した問題とは?「真の問題は…」

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アルベルト・ザッケローニ氏を悩ませた問題とは…

 元日本代表指揮官のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリア紙『イル・マッティーノ』のインタビューに応じ、中国での体験を振り返った。

 ザッケローニ氏は、日本代表を2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)へ導いたのち、2016年に中国スーパーリーグの北京国安を率い、1月のアジアカップでは、開催国アラブ首長国連邦(UAE)代表の指揮を執るなど、言葉の壁を乗り越えてアジアを舞台に活躍を続けてきた。

「私は常に旅しているので、監督としてやっていくためには、最初のその瞬間からその国の人々の心をつかまなければならないことを常に心得てきた。東京やドバイ、北京で暮らしてきたが、常にその土地の文化を理解しようと努めてきたよ。それがチームの指揮を執るうえで役立ったんだ」

 ただザッケローニ氏は、中国での適応に関して問題を抱えていたことを告白。それは環境面の問題だったことを明かしている。

「私にとって、真の問題は気候だった。冬が寒すぎる。それにスモッグがある。練習中も全員がマスクをつけなければならないほどだった。だが私は、選手を指導するのにマスクを使うわけにはいかなかったのでね…」

 また元日本代表指揮官は、2月に大連一方へ移籍し、適応に苦しむスロバキア代表MFマレク・ハムシクへアドバイスを送った。

「ハムシクは中国の文化に溶け込めるように自身がより努力するべきだと自覚しなければならない。チームメートの方から歩み寄ってくるのを待つのは無駄だし、それを要求するべきではない。中国人選手は、ハムシクの方が彼らのホームへやって来たと考えている。ハムシク自身が適応し、中国文化に入り込まなければならない」

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