今季、メジャータイトルを獲得できなかったレアル・マドリーだが、ファンの失望は本拠地サンティアゴ・ベルナベウの観客動員数に反映されているようだ。スペイン『アス』が報じた。

　リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のいずれのタイトルも獲得できなかったレアル・マドリーだが、それに伴い収容人数8万1000人のベルナベウの観客動員数も伸びなかった。

　今季の平均観客動員数は6万1900人で、サッカー関連調査機関「CIESフットボール・ オブザーバトリー」調べの2013～18年の平均動員数6万9822人を大きく下回っている。今季、動員数が8万人を超えたのはコパ・デル・レイのバルセロナ戦のみで、また7万人超えもリーガのバルセロナ戦、アトレティコ・マドリー戦、CLアヤックス戦の3試合だけだった。

「CIESフットボール・ オブザーバトリー」の調査によれば、2013～18年の平均観客動員数でベルナベウを超えていたのは、ドルトムント本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(8万230人)、マンチェスター・ユナイテッド本拠地オールド・トラッフォード(7万5218人)、バルセロナ本拠地カンプ・ノウ(7万4876人)、バイエルン本拠地アリアンツ・アレーナ(7万781人)の4スタジアムのみだった。レアル・マドリーは以上4クラブの動員数に近づくどころか、さらに差を広げられることになった。

　なおレアル・マドリーは5日にリーガ第36節ビジャレアル戦に臨むが、少しでも空席を埋めるために格安でチケットを販売している。

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