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「クロップは称賛されるがアッレグリは批判される」カペッロ氏が疑問を提起

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ユベントスマッシミリアーノ・アッレグリ監督

 イタリア人指揮官のファビオ・カペッロ氏が5日、イタリア『スカイスポーツ』の番組に出演し、ユベントスの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリを擁護した。

 ユベントスは今シーズン、セリエAにおいて前人未到の8連覇を達成した一方、チャンピオンズリーグ(CL)では、ダークホースのアヤックスを前に屈し、準々決勝で姿を消した。昨夏、世界最高峰のFWクリスティアーノ・ロナウドを補強しながらも、またしても悲願のCL制覇を成し遂げることができなかったことから、2014年から指揮を執り続けるアッレグリに批判が相次いだ。

 だがカペッロ氏は、2015年からリバプールの指揮を執るユルゲン・クロップは称賛されていると指摘し、アッレグリへの批判に首を傾げた。リバプールは今シーズン、プレミアリーグでマンチェスター・シティと首位争いを演じているが、リーグ優勝からは1990年を最後に長らく遠ざかっている。またCLにおいても、昨年はレアル・マドリーに敗れて決勝で涙をのんだほか、今年はバルセロナとの準決勝ファーストレグで0-3と大敗を喫している。これを踏まえ、カペッロ氏はユーベ指揮官を擁護した。

「私もクロップのことは高く評価している。だが真の問題は、アッレグリが批判されるのに対し、クロップが称賛されていることだ。もしユベントスがCL決勝で優勝していれば、アッレグリはフェノーメノ(怪物)として評価されただろう。彼は、スクデットを5回獲得し、CL決勝を2回経験した。だが決定的な試合(準々決勝アヤックス戦)に臨むにあたり、重要な選手が複数、負傷してしまい、高い代償を払った。それでいて批判されている。ユーベファンはどうしてもあのトロフィーが欲しいから批判するのだろう」

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