beacon

[関東]筑波大がGW3連戦3連勝で首位キープ!三笘がリズム作り池谷が決勝弾

このエントリーをはてなブックマークに追加

筑波大がMF池谷祐輔のゴールで順天堂大に勝利した

[5.6 関東大学L1部第5節 筑波大1-0順天堂大 柏の葉]

 首位の筑波大順天堂大を1-0で下した。ゴールデンウィークの3連戦はこれで3連勝。2位明治大と勝ち点差1の勝ち点13で首位をキープした。

 相手を圧倒するわけではないが大崩れしない強さ、そしてまだまだこれが完成形ではないという魅力が今年の筑波大にはある。小井土正亮監督も「勝ちながらもっと強くなっていきたい。今日が終わっても誰もこれでよかったという感じもない。だから勝ちながらもっと強くなっていきたい」と発展途上にあることを強調した。

 ゴールデンウィークの連戦に入る前、筑波大は4月21日に行われた天皇杯の茨城県代表を決める茨城県サッカー選手権大会の準決勝で、流通経済大に3-3から突入したPK戦の末に敗退。昨年に続き、本戦出場を逃していた。

 ただリーグ戦に失意を引きずることはなかった。4月27日の東洋大戦をFW森海渡(1年=柏U-18)のゴールによって1-0で勝利すると、続く5月2日の明治大戦では内容で上回られながらも2-1で勝ち切った。

 そしてゴールデンウィーク最終日に行った順大戦では後半2分にMF三笘薫(4年=川崎F U-18)がエリア内に侵入したMF渡邊陽(3年=浦和ユース)にパス。マイナスに折り返すと、中央で待っていたMF池谷祐輔(2年=川崎F U-18)が左足で先制点を奪う。その後も三笘の仕掛けから再三チャンスが生まれるなど、試合の主導権を握り続けて、しっかりと勝ち切った。

 小井土監督は「本来なら今週末が天皇杯予選(決勝)だったんですけど、悔しい思いを去年もしている中で4年生を中心に高い基準でやってくれている」と予選敗退を引きずらなかったイレブンを評価。「順天さんは旗手(怜央)を中心に一発がありますからね。シュートは阿部(航斗)がセーブした場面もあったけど、守備はバタバタしなかった」と終始笑顔で成長を喜んでいた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第93回関東大学L特集

TOP