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[球蹴男児U-16リーグ]長崎総科大附のリーダー・DF大谷はFC佐伯S-Play Minami出身の先輩や同期を越える活躍、結果を

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長崎総合科学大附高のリーダー、左SB大谷幸希

[5.4 球蹴男児U-16第2節 九州国際大付高 2-0 長崎総合科学大附高 大津町運動公園多目的広場]

 長崎総合科学大附高の1年生チームのリーダーを務める左SB大谷幸希は、大分県のFC佐伯S-Play Minami出身。彼は“FC佐伯”出身の選手たちの背中を追いながら日々努力をしている。

「自分は結構、チームをまとめたい感じなので」という大谷は気持ちの強さや統率力を評価されているプレーヤー。運動量も持ち味とする左SBだ。立ち上がりに先制されたこの日は、全員で声を出しながら反撃。迫力のある仕掛けからシュート本数を増やしたが、決定力を欠いた点や守備の甘さが出たことによって初黒星を喫した。

 大谷は敗れたものの、今年の1年生の世代に自信を持っている。特に、CB児玉勇翔はすでにAチームのレギュラーとしてプリンスリーグ九州で奮闘中。児玉と同じFC佐伯S-Play Minami出身の大谷にとっては「自分も早く追いついてプリンスに出られるように頑張りたい」という存在だ。

 長崎総科大附では、過去にもMF安藤翼(現ホンダロックSC)やMF薬真寺孝弥(現駒澤大)、FW宇高魁人(現東京国際大)、FW安藤瑞季(現C大阪)らFC佐伯S-Play Minami出身の選手が全国大会などで活躍している。

 大谷も偉大な先輩たちの後を追って「サッカーに集中して打ち込める」環境の長崎総科大附へ進学。名将・小嶺忠敏監督に「日本一を獲らせてあげたい」というリーダーが、児玉や九国大付戦で抜群の存在感を放っていたレフティーMF別府史雅、推進力のあるMF大久保輝明たちとともに、先輩が成し遂げられなかった日本一を達成する。

(取材・文 吉田太郎)

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