beacon

ドンピシャ逆転弾も…川崎F谷口「ストロングポイントでやられた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

勝ち越しゴールを決めた川崎フロンターレDF谷口彰悟

[5.7 ACLグループH第5節 川崎F2-2上海上港 等々力]

 川崎フロンターレDF谷口彰悟は1-1で迎えた後半21分、右サイドに開いたMF守田英正のクロスに反応し、勝ち越しのヘディングシュートを叩き込んだ。だが、わずか5分後の失点で同点に追いつかれ、ヒーローになることはできず。「勝負強さを身につけないといけないとあらためて感じた」と振り返った。

 試合は撃ち合いの様相を呈した中、逆転までは理想どおりの展開だった。「タイミングだけ合わせようと思っていたし、ボールが良かったので枠の中に叩き込むことだけを考えた」。ホーム等々力を大いに沸かせたディフェンスリーダーは歓喜の瞬間をそう振り返る。

 ただ、元ブラジル代表FWフッキ、FWオスカルを擁する上海上港も甘くはなかった。後半26分、中盤でのパスミスを奪われカウンターを受けると、クロス攻撃から同点。「そういう感じで来ることは予想していたし、そこの対応は僕ら(守備陣)の仕事。相手のストロングポイントでやられてしまった」と悔やんだ。

 これでグループリーグの自力突破は消滅し、運命は他会場の結果にも委ねられる。「わずかな可能性は残っている」と前を向いた背番号5は「ACLはそんなに甘くないし、質が高くて最後の最後でやれる選手が多い。勝負強さを身につけないといけないとあらためて感じた」とこの経験を今後の教訓にするつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
●ACL2019特設ページ

TOP