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ブラサカ日本一を決める『アクサブレイブカップ』の参加チーム紹介②

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強引にシュートに行くAvanzareつくば所属の川村怜

 ブラインドサッカー日本一を決める「アクサブレイブカップ」の参加22チームを紹介する。6月8、9日に福島県内で行われる予選ラウンド2に出場するチームは以下の通り。昨年王者のAvanzareつくばをはじめ、12チームが登場する。

【予選ラウンド2】
(6月8日-9日、福島・十六沼公園サッカー場)
≪Cグループ≫
◆新潟フェニックスファイヤーズ(新潟市)
2002年のサッカーワールドカップ日韓大会をきっかけに、その翌年結成した日本のブラインドサッカー草創期からあるチームの一つ。県内の小中学校に出前授業を通じてブラサカの魅力を伝えている。

◆兵庫サムライスターズ(兵庫県神戸市)
2007年4月設立。神戸を拠点にフィールドの中でも外でもチームの和を大事にしている。西日本リーグ2018優勝。女子日本代表の竹内真子が所属。

◆Vivanzare つくば(茨城県つくば市)
2007年設立。Avanzareつくばとは兄弟チーム。チーム名は英語で Viva(バンザイ!の意)と Avanzare(前進する)を組み合わせた造語。

◆Derroto Saber 茨城(水戸市、土浦市)
2016年7月設立。茨城県内全域で誰でもサッカーを楽しめる環境を作ることを目指す。チーム名はスペイン語で、負けを知り、勝ち方を得るの意。

≪Dグループ≫
◆コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ(宮城県仙台市)
2012年設立。コルジャはポルトガル語で「ふくろう」の意。ふくろうは暗闇の中でも、聴覚など様々な感覚を研ぎ澄ませ自由に飛びまわることから。北日本リーグ 2018 優勝。
男子日本代表強化指定選手のGK佐々木智昭、女子日本代表主将の鈴木里佳が所属。

◆Avanzareつくば(茨城県つくば市)
前回大会優勝チーム。2005年設立。視覚に障がいがある学生が学ぶ筑波技術大学保健科学部の在学生、卒業生が主なメンバー。チーム名はイタリア語で「前進する」の意。
最多となる日本選手権優勝 9 回。クラブチーム選手権 2019 準優勝。
男子日本代表主将の川村怜のほか同代表の佐々木ロベルト泉、同代表強化指定選手のモハメド・オマル・アブディンや女子日本代表の工藤綾乃が所属。

◆松戸・乃木坂ユナイテッド
(東京都港区、千葉県松戸市)
2011年設立。チーム名は、毎週水曜日の夜に乃木坂にある公園で練習を行う 「乃木坂ナイツ」と千葉県松戸市で活動する「松戸ウォーリアーズ」との連合から。
日本代表の寺西一佐々木康裕が所属。

◆大阪ダイバンズ(大阪府大阪市)
チーム結成当時、ベトナム人選手が在籍しており、ベトナム語で「鷲」を表すダイバンをチーム名として採用。0歳児から 60歳以上までの幅広い年齢層が在籍する。

≪Eグループ≫
◆埼玉 T.Wings(さいたま市、所沢市)
前回大会3位。2003年設立。拠点は所沢市にある国立障害者リハビリテーションセンター。2007 年に現在の埼玉 T.Wingsへ名称を変更。県内の盲学校で指導するなど普及にも熱心。
男子日本代表の加藤健人、女子日本代表の菊島宙、GK大作眞智子が所属。

埼玉T.Wingsの菊島宙

◆山梨キッカーズ(山梨県甲府市)
2005年設立。山梨県立盲学校の生徒にスポーツを通じたコミュニケーションを学んでもらうことを目指し、地域に根差した活動を続ける。毎年地域リーグの1節を地元で運営。視覚障害者が少ない中、晴眼者が中心となり活動中。中日本リーグ 2018 優勝。

◆GLAUBEN FREUND TOKYO
(東京都渋谷区など)
2015年4月設立。東東京地域を中心とした地域でブラインドサッカーを普及させることを目指す。チーム名はドイツ語で「仲間を信じる」の意。和気あいあいがモットー。

◆ナマーラ北海道(北海道札幌市)
2014年設立。元Jリーグ、コンサドーレ札幌の芳賀博信氏が代表を務める NPO 法人セカンドサポートが運営。北海道唯一のブラインドサッカーチームとして道内各地で普及活動を行う。チーム名は北海道弁で「すごい」などを意味する「なまら」から。

(取材・文 林健太郎)

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