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アジア王者鹿島がまさかの連敗…ジョホールが歴史的金星、決勝T進出決められず

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鹿島アントラーズは2連敗

[5.8 ACLグループH第5節 鹿島0-1ジョホール ジョホール]

 AFCチャンピオンズリーグは8日、グループリーグ第5節を各地で行い、H組の鹿島アントラーズジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)に0-1で敗れた。前節に続いて2連敗。今節で決勝トーナメント進出を決めることができなかった。

 試合が行われたのは1997年に日本代表が史上初のW杯出場を劇的な形で決めた『ジョホールバルの歓喜』の場所として知られるラルキン・スタジアム。高温多湿の気候に加え、芝生が普段よりも長くて重い中、引き分け以上で突破の決まる鹿島は直前のJ1第10節清水戦(○3-0)から先発4人を入れ替えて臨んだ。

 序盤から主導権を握ったのはホームのジョホール。立ち上がりからサイドを広く使ったボール回しから鹿島陣内に攻め込むと、セットプレーも駆使しながらゴールに近づく。鹿島は前半9分、ボランチに入ったMF平戸太貴がミドルシュートを狙うも枠外。同14分、MFレオ・シルバの決定機は相手GKのビッグセーブに阻まれた。

 徐々にリズムを取り戻した鹿島は前半30分、今年6月のA代表入りが報じられているMF安部裕葵がダイレクトクロスを相手ゴール前に送り込むも、FW伊藤翔には惜しくも合わず。同40分にはMF遠藤康が左サイドからクロスを送り、今度は伊藤が左足ダイレクトで合わせたが、シュートは大きくゴール上に外れていった。

 鹿島は後半15分、遠藤のスルーパスに伊藤がオフサイド気味に抜け出したが、ボールが長くなって相手GKが処理。すると同24分にスコアが動いた。ジョホールは左サイドに出したパスをMFシャフィク・アハマドが受けると、DF犬飼智也を振り切ってカットイン。エリア左からコントロールシュートを流し込んだ。

 このままでは首位通過の可能性が消滅する鹿島は後半26分、平戸に代わってMF土居聖真を投入し、同30分には遠藤を下げてFW金森健志を起用した。だが、その後は何度もゴール前に攻め込みながら、決定力を欠いて得点を奪うことはできず。勝利したジョホールは歴史的な大会初白星を手にし、決勝トーナメント進出の可能性を残した。

 鹿島は22日の最終節で首位の山東魯能(中国)と対戦。引き分け以上で自力での決勝トーナメント進出が決まる。

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