UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝第2戦を前に、アーセナルのウナイ・エメリ監督が同コンペティション制覇に向けて意気込みを示した。

　現地時間9日、EL準決勝バレンシアvsアーセナルの第2戦がメスタージャで行われる。この試合を前にした会見で、エメリ監督は「大きな野心を持っている」と語った。セミファイナルの対戦相手であるバレンシアは、エメリにとっては2008～2012年まで率いた古巣となる。

「私がこの大会に初めて臨んだのは、バレンシア時代の(前身の)UEFAカップだった。今よりももっと小さなタイトルだったね」

「それが今や大きな大会となり、チャンピオンズリーグに出場していない全チームが目指すタイトルとなった。そしてそれはこの大会2度目の戴冠を狙うバレンシアにとっても重要なものだ。この大会を制したらチャンピオンズリーグに出られる。それは大会制覇の対価として公正だと思う」

「我々が来季のチャンピオンズリーグの出場するためには、2つのルートが存在する。一つはプレミアリーグで4位以上になること、もう一つはヨーロッパリーグを制することだ。今ではヨーロッパリーグで優勝することの重要性をチーム内で共有している」

「このタイトルを手にするために我々はプレーする。来季のチャンピオンズリーグに出場することは困難であると認識している。プレミアでは4位フィニッシュが事実上不可能となってしまった以上、ヨーロッパリーグは絶対に勝たなくてはならないんだ」

　エメリ監督はセビージャ時代、13-14～15-16シーズンまでEL3連覇を果たした経歴を持つ。同指揮官はこの大会への思い入れも人一倍強いようだ。

「大きな野心を持ってこの試合に臨みたい。大きなプレッシャーがあっても、ポジティブに受け止めている」

　エミレーツ・スタジアムで行われた第1戦を3-1で制しているアーセナル。果たして第2戦のアウェーでもバレンシア相手に結果を残すことができるのだろうか。

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