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気温30℃超えの白熱の一戦…山口が執念の劇的ドロー、大宮は逆転も勝ち切れず

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山口vs大宮はドロー

[5.11 J2第13節 山口2-2大宮 みらスタ]

 J2リーグは11日、第13節を行った。維新みらいふスタジアムではレノファ山口FC大宮アルディージャが対戦。大宮が一時は逆転したが、後半アディショナルタイムのPKにより山口が追いつき、2-2で引き分けた。山口は3試合白星なし(1分2敗)、大宮は9試合無敗(6勝3分)とした。

 4日の新潟戦(0-2)で2連敗を喫した山口は、先発を5人変更。怪我から復帰のFW岸田和人が今季初出場、MF池上丈二も今季初先発となった。また、DF楠本卓海は9試合ぶり、MF高木大輔が8試合ぶりに先発に名を連ねた。一方、8試合無敗(6勝2分)の大宮は、愛媛戦(2-1)から3人を入れ替え、DF山越康平とMF大山啓輔、FW大前元紀が起用された。

 大宮は前半4分、敵陣中央でFKを獲得。キッカーの大前が右足で壁の上を越えるシュートを放つが、GK山田元気に弾き出されてしまう。29分には、右サイドで獲得したFKから大前のクロスをFWフアンマ・デルガドがヘディングシュート。決まったかと思われたが、ここもGK山田のファインセーブに阻まれた。

 試合は大宮のペースだった。しかし、前半36分に山口がセットプレーから先手を取る。敵陣中央の右サイドでFKを獲得し、MF池上丈二がGKが飛び出せない鋭いクロスを供給すると、ファーサイドまで流れたボールをMF川井歩が頭で押し込んで先制点。川井の移籍後初ゴールで前半を1-0で終えた。

 後半6分、山口は前半に左膝を痛めていたDFドストンが担架でピッチを後にし、代わってDFヘナンが入った。怒涛の攻撃でゴールに迫る大宮は、13分に自陣FKから一本で裏に抜け出したDF奥井諒がPA右から右足シュート。GK山田が弾いたボールに反応したMF茨田陽生がループ気味のシュートを放つが、再びGK山田の好セーブに遭う。

 なかなかGK山田の牙城を崩せない大宮。後半19分、右サイド深くでFKを獲得し、大前が正確なクロスを入れ、山越が打点の高いヘッドで合わせる。しかし、これは左ポストを直撃。21分にMFダヴィッド・バブンスキー、MF小島幹敏を送り込み、システムを4バックに変更すると、待望の同点ゴールが生まれた。

 後半26分、茨田のスルーパスで抜け出した奥井がPA右から中央に折り返したボールをフアンマが右足で流し込み、1-1。大宮がついに同点のゴールネットを揺らした。さらに攻勢を強める大宮は、33分にフアンマに代えてFWロビン・シモヴィッチを投入。38分には左サイドを駆け上がったDF河面旺成の折り返しを小島が左足で押し込み、2-1。逆転に成功した。

 山口は、積極的に裏を狙う大宮の攻撃に苦しみ、なかなかチャンスを作り出すことができない。それでも後半44分、途中出場のFW田中パウロ淳一が河面に倒されてPKを獲得。これを田中自らが左足でゴール左に決め、同点に追いついた。試合はそのままタイムアップ。2-2で勝ち点1を分け合った。

 なお、Jリーグ公式サイトによると、この試合の気温は30.4℃だったという。

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