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「寛也は内転筋が強いから」東京V名手も信頼するU-20代表キッカー藤本の“左足”

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U-20日本代表のキッカーMF藤本寛也

[5.11 J2第13節 東京V 3-2 福岡 味スタ]

 U-20ワールドカップに臨むU-20日本代表メンバーはあす12日からポーランド出国前最後の国内合宿に入る。アンダー代表のキッカー久保建英、安部裕葵の両名が大会メンバーから選外。レフティーのMF藤本寛也(東京V)がプレースキッカーを務める回数は多くなるだろう。

「スタッフにもセットプレーがいかに大事か言われるし、A代表を見ていても感じることが多かった。キッカーがほぼゴールにするためには、キックの質が必要になってくる。自信を持って蹴りたいです」(藤本)

 前節長崎戦(2-1)では「27番(新里)の上に蹴ってください」という藤本の助言から、MF佐藤優平が鮮やかなFK弾を沈めた。佐藤の右足キックは壁の右端に立っていたMF新里涼とDF高杉亮太の頭の間あたりを抜け、美しい軌道を描いてゴール右隅に突き刺さった。「寛也のアドバイスでうまくそこに蹴ることができた」と話していた名手が、改めて藤本の“左足”について語った。

「寛也は内転筋が強いから、インサイドパスもインパクトのあるキックを蹴れるし、非常にいいものを持っていると思う」。そう信頼を口にした佐藤は「うまいのは分かっているから、それが過信に変わらず、自信のままでいることが大事。あとは大舞台だから、力まないこと。大丈夫」と後輩にエールを送った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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