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大宮JY黄金世代の9番と10番の成長…6年後、名門大の10番同士で激突

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梁賢柱(左)と小柏剛

[5.11 東京都サッカートーナメント決勝 早稲田大0-2明治大]

 早稲田大のFW梁賢柱(3年=東京朝鮮高)と明治大のFW小柏剛(3年=大宮ユース)は、ともに3年生ながら今季から名門の背番号10を背負ってプレーしている。

 6年前まではチームメイトだった。ともに大宮アルディージャジュニアユース出身。3年時は梁が9番、小柏が10番をつけてプレー。13年JFAプレミアカップで大宮アカデミー史上初となるタイトルをもたらした“黄金世代”の一員だった。梁は同大会でMVPを獲得している。

 しかし2人がその後、一緒のチームでプレーすることはなかった。梁がユース昇格を断り、東京朝鮮高への進学を決断したからだ。「新しい自分を見出したい」と考え抜いた末の決断だった。

 小柏は当時を「ショックだった」と振り返るが、外に出て成長したいという梁の想いの強さを知り、納得した。

 ただ梁自身にとって当時の記憶は「昨日のことのように思い出させる」というほどの大切な思い出。今でも当時の仲間で集まると、必ずプレミアカップの話になると笑う。

 思い出の2013年から6年。大学3年生になった2人は、ピッチで再会することになる。2人の背中についた番号は10番。言わずもがな、2人ともチームの中心選手に成長していた。

 5月5日の関東リーグ戦ではともに途中出場でピッチに立った。そして同11日の東京都サッカートーナメント決勝ではともに先発でマッチアップすることになった。

 試合中、何度かボールを奪い合うことがあった。「中学のころからプレースタイルが変わらないな」と笑った梁。勝敗がついた直後こそ両極端な表情があったが、ほどなくして言葉を交わすと、大切な思い出を共有する友達同士の顔に戻っていた。

 小柏は「ドリブルが上手くて、僕より点が取れる選手だった。こういう舞台で戦いたいと思っていた」という。まだ2人は3年生。もうしばらくの間、“ライバル対決”は楽しめそうだ。

13年のJFAプレミアカップを優勝した大宮アルディージャジュニアユースのメンバー

(取材・文 児玉幸洋)
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