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世界最小国のバチカン、女子代表チーム発足…初試合はローマとの“ダービー”「0-30で敗れても問題ない」

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世界最小国のバチカンに女子代表チーム発足

 世界最小国であるバチカン市国のサッカー女子代表チームが発足したようだ。イギリス『ガーディアン』が伝えた。

 バチカンの女子代表チームは、主に同国の女性職員や男性職員の妻や娘たちにより構成。チームの大半はアマチュア選手だが、キャプテンを務めるカメルーン出身のFWユジーン・チョグエなど過去に一定のレベルでのプレー経験を持つ選手も所属しているとのこと。すでに今月26日に行われるローマの女子チームとの発足後初の試合に向けて練習しているという。

 バチカンにおけるスポーツ活動を担当する協会「スポルト・イン・バチカノ」の代表者の1人であるダニーロ・ゼナーロ氏は『ガーディアン』に対して、「48年間も男子チームを有してきているだけあって、バチカンで働く女性たちにもこの競技に臨む権利を与えるのは当然」とコメント。ローマとの試合に向けては「0-30で敗れても問題ない。大事なのは彼女たちがプロ選手を知る機会を得ることだ。勝敗を気にせず、つながりや友情を築くことを望む」とも語っている。

 なお、6月にはオーストリアのチームとの対戦を予定する同チームだが、バチカン宮殿内にはFIFA(国際サッカー連盟)やUEFA(欧州サッカー連盟)の基準を満たすサッカーグラウンドが存在しない。そのため、バチカンのサッカー代表はそれぞれに加盟していない。
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