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FFP違反疑惑のマンCが声明「適正な手続きの欠如による誤りを含んだ決断」

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FFP違反疑惑のマンチェスター・シティ

 マンチェスター・シティは16日、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)違反の嫌疑に対する反論の声明をリリースした。

 アメリカ『ニューヨークタイムズ』は先日、シティが財政面に問題を抱えており、1年間の欧州サッカー連盟(UEFA)主催大会出場禁止を科される可能性があると報道。これに対して同クラブは、14日にも声明を発表し、「クラブ財務管理機関(CFCB)調査委員会の調査に全面的に協力しており、ニューヨークタイムズの報道に強い懸念を抱いている」と反論。

「マンチェスター・シティの会計報告は完全なものであり、法に則ったものだ。不正会計に関する告発は完全な偽りであり、CFCBに事実証明を提出してある」と、潔白を主張していた。なお、CFCBとはFFP違反の疑いがあるクラブを調査する、UEFAの組織だ。

 しかし、UEFAは16日、「調査の結論に従い」今回の一件がCFCBの調査委員会から、処分の決定が委ねられている裁定部門に付託されることになったと発表。「CFCBに事実証明を提出した」というシティの主張も空しく、審議は最終段階に進むこととなった。

 そして同日、シティは「マンチェスター・シティ・フットボールクラブは、CFCB調査委員会の主任調査員であるイブ・レテルメさんによって行われる(裁定部門への)付託が突然行われたことに失望していますが、残念ながらそれは驚きではありません」とリリース。

 さらに、もし裁定部門で有罪となった場合、クラブはスポーツ仲裁裁判所(CAS)にこの件を持ち込むことができるが「この問題が独立した司法機関によって審議された場合、マンチェスター・シティはポジティブな結果に全面的に自信を持っています」と、改めて無実を表明した。

 また、「金銭的な不正の告発は依然として完全に虚偽であり、CFCBによる付託はマンチェスター・シティが提出した動かぬ証拠が無視されています」と調査委員会の決定そのものに異議。「この決定には、基本的に適正な手続きの欠如による誤りや誤解、混乱が入り込んでいます」と、毅然とした態度を示している。

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