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ついにU-22代表初招集!田中碧「刺激になる」、初の日の丸に相馬勇紀「楽しみ」

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相馬勇紀(左)と田中碧

[5.17 J1第12節 名古屋1-1川崎F 等々力]

 トゥーロン国際大会に出場するU-22日本代表が発表されたこの日、初招集となった2選手が同じピッチに立った。

 川崎フロンターレのMF田中碧は2戦ぶりに先発出場した。しかし1点ビハインドの後半10分に1枚目の交代カードとしてベンチに下がった。「難しい試合になると思っていた」という田中。「個人としてもっと出来たという感じはあります。そこの質を上げないとこのチームでは出られないので」と反省した。

 代表選出については、「選ばれたことは嬉しい」と話した田中は、東京オリンピックについても「もちろん出たい」と意欲的に話す。ただし「(トゥーロンで)いいプレーが出来ないと帰ってきたときにベンチにも入れない」とまたも“危機感”を強めると、「違うチームでやる、新たな選手とやるというのは、すごく刺激になると思う。その中で自分がどれだけ違いを出せるか。チームでやっていることを出せればいい」と“両アピール”を誓った。

 もう一人、名古屋グランパスのMF相馬勇紀はベンチからのスタートだった。前節は昨年、特別指定選手として参加した試合を含めて、ベンチ入りした試合で初めて出場機会なしに終わっていた相馬だが、今節は同点の後半36分から出場機会を得た。

 ポジション争いのライバルとなっているMFマテウスが結果を残したことで、ポジション争いはより激しさを増している。前節の初の欠場を「試合に勝っている状況で試合に入れる実力がなかっただけ」と受け入れた相馬は、「見つめ直したい」と現状を肥やしにしたいと考えている。

 相馬はこれまで世代別代表の招集歴はない。トゥーロン国際大会で初めて、日の丸を背負ってプレーすることになる。森保一監督は「いろんなポジションを経験しながら、学びながら成長している選手」と評価していたが、相馬も「どこのポジションで出ても活躍できるように頑張りたい」と力を込める。そして「選ばれただけじゃ意味がない。行って、イングランドとかポルトガルとどれだけ出来るか。楽しみです」と気合十分に話した。

(取材・文 児玉幸洋)
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