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宮本監督の“大胆采配”実った! 背水G大阪がC大阪とのダービー制して2か月ぶり勝利

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G大阪が1-0でダービーを制した

[5.18 J1第12節 G大阪 1-0 C大阪 パナスタ]

 J1第12節が18日に行われ、暫定18位のガンバ大阪はホームで同11位セレッソ大阪との“大阪ダービー”に臨み、1-0の勝利を収めた。後半10分に生まれたMF倉田秋のゴールが決勝点。3月17日の第4節・川崎F戦(1-0)以来、リーグ戦8試合ぶりの白星を挙げ、残留圏内の14位に浮上した。また、これが今季ホーム初勝利となっている。

 ここ7試合勝利がなかったG大阪は前節・鳥栖戦(1-3)からスタメン5人を変更。J1デビューとなるルーキーDF高尾瑠(22)、プロ2年目のDF福田湧矢(20)、プロ3年目のMF高江麗央(20)と若手3選手を抜擢し、3-3-2-2の布陣で臨んだ。

 一方、2連勝中のC大阪は前節・横浜FM戦(3-0)から先発を2人チェンジ。同試合で全治8か月の大怪我を負ったFW都倉賢に代わってFW高木俊幸が3試合ぶりにスタメン復帰し、4-4-2の2トップに入った。

 この試合を迎える前のリーグ戦通算対戦成績はG大阪の22勝5分9敗。先にビッグチャンスを作ったのは、昨季2連敗のC大阪だった。前半10分、高木がロングパス1本で裏へ抜け出し、PA内右でGK東口順昭と1対1の状況になる。右前方に持ち出して右足でシュートを放つが、体を伸ばして食らいついた東口に阻まれた。

 G大阪も直後の同13分、相手の隙を突いて決定機を創出。DFマテイ・ヨニッチのバックパスを読んでいたFWファン・ウィジョがボールをかっさらい、PA内左でGKキム・ジンヒョンとの1対1を迎える。しかし、右足で股下を狙ったシュートはブロックされた。

 両守護神がゲームを引き締め、前半は0-0で終了。ハーフタイム明け早々の後半4分にも、C大阪のロングスローの流れからゴール前に飛んだボールに高木がフリーで反応するが、鋭く寄せたGK東口が体を張って止め、得点を許さない。

 C大阪は後半5分に高木を下げてMFソウザを投入。これに伴い、フォーメーションをG大阪と同じ3バックに変更する。

 しかし、先にスコアを動かしたのはG大阪だった。後半10分、高尾の鋭い縦パスを受けた高江がPA手前右から中央へ運び、左足で短いパス。PA内右に走り込んだ倉田が狭いエリアでの巧みなファーストタッチから一瞬でシュートモーションに入り、右足で豪快にニアを破った。

 倉田の7試合ぶりとなる今季2点目で先制したG大阪。後半23分に高江との交代でFW食野亮太郎をピッチへ送り出し、ファン・ウィジョを1トップに置いた3-4-2-1に変更する。C大阪も同25分にMF藤田直之を下げ、FW柿谷曜一朗を投入。柿谷とFWブルーノ・メンデスを2トップに据え、スタート時の4-4-2に戻した。

 するとG大阪は後半28分、先制点を挙げた倉田に代えて36歳のMF今野泰幸を起用。守備の安定を図るG大阪に対し、C大阪も攻勢を強めていく。同32分、MF清武弘嗣の落としからPA内左の柿谷が左足でシュートを放つが、GK東口にキャッチされた。

 後半34分になると、C大阪はMF水沼宏太とMF田中亜土夢を交代させる。G大阪も同36分にMF矢島慎也を下げて39歳のMF遠藤保仁を投入。ベンチに温存していた今野と遠藤の両ベテランを中盤の底に配置し、試合を締めにかかる。

 C大阪は1点を追いかけて攻め続けたものの、無得点で終了のホイッスル。4試合ぶりの黒星で連勝が2でストップした。

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