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独2部フュルト、井手口陽介の残留あきらめず…幹部はリーズとの交渉継続を明言

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クラブ幹部がMF井手口陽介の残留に向けて交渉継続を明言

 ブンデスリーガ2部グロイター・フュルトは、リーズから今夏までのレンタルで在籍する日本代表MF井手口陽介の残留をあきらめていないようだ。ラシード・アズージGM(ゼネラルマネジャー)が語った。

 前節で2部残留が決定し、19日に行われるブンデスリーガ2部最終節ではザンクト・パウリをホームに迎えるフュルト。シーズンラストマッチに向けた記者会見にはシュテファン・ライトル監督とともにアズージGMも出席した。

 ドイツ誌『キッカー』では先日、同クラブの来季に向けたチームづくりについて報じられ、その中でリーズとのレンタル契約に定められている井手口の買い取りオプション行使するにあたって、求められている金額は「高すぎる」と伝えられていた。報道について問われたアズージGMは、このように語った。

「我々の競技面の責任者は、(シャルケからレンタル中のFWファビアン)レーゼ、(ザルツブルクからレンタル中のMFデイビッド)アタンガ、イデグチ、つまりうちに決定権がない選手を残したいと考えている。イデグチに関してはオプションを有するが、かなりの高額だ。現在、何かほかの方法が考えられないか話しているところだ」

 そのため、この3人に関してはザンクト・パウリ戦前に退団セレモニーを予定していないとのこと。また、同GMは「経済的に豊かではないため、辛抱強く取り組むことが必要だし、クラブにとって筋の通った決断を下さなければならない」とも発言。つまり井手口に関しては、リーズとの交渉がもうしばらく続く見通しであることを示唆した。

 井手口はフュルトでの初戦でいきなりゴールをマークするなど好スタートを切るも、4試合目で右ひざ後十字じん帯断裂の重傷を負うと、今年1月には半月板を損傷。シーズンのほとんどを負傷で棒に振ったものの、クラブの信頼を勝ち取った。アズージGMは先日、地元紙『フュルター・ナハリヒテン』で「彼はこのチームで、ほかの誰にもないものを与えてくれる」と、称賛の言葉も口にしていた。

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