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“複雑な心境”でシーズン終了も…長谷部誠「EL予選は挑戦したご褒美かな」

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今シーズンの戦いを終えた長谷部誠

 フランクフルトに所属するMF長谷部誠は、ヨーロッパリーグ(EL)予選2回戦からの出場権を獲得したものの、ラスト6試合で勝てなかったことに「複雑な心境」と振り返った。

 18日、ブンデスリーガ最終節が行われ、フランクフルトは敵地で優勝が懸かったバイエルンと対戦。王者の本気を見せつけられて1-5で敗れた。だが、DFBポカール(ドイツ国内杯)決勝進出のバイエルンとライプツィヒがすでにUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を得ているため、リーグ7位のフランクフルトがEL予選2回戦からの出場権を手にした。

 長谷部は今季公式戦44試合に出場。体調不良で出遅れ、負傷による欠場もあったが、独誌『キッカー』による前半戦ベストイレブンに選出されるなど、チームに欠かせない選手として活躍。ヨーロッパリーグでもベスト4躍進を支えた。

「非常に充実したシーズンだった。前半戦の最後の1週間だけ怪我で休んで、ほぼフルで駆け抜けてきて感じるものはすごく大きかったと思う。だから、満足まではしていないけど、すごく実りあるものだった」

 だが、欧州CL出場圏内の可能性もあった中、シーズン終盤に6試合未勝利(2分4敗)と失速。「二兎を追う者は一兎をも得ずということで、チャンピオンズリーグもヨーロッパリーグの両方を追っていた中で、その2つを両方とも取ることはできなかった」と悔やんだ。

 それでも長谷部は「その二兎を追わないと感じられなかったことは、今すごい感じている部分。フランクフルトみたいなチームがこれだけの選手層でそういうところにチャレンジした意味というのを考えないといけない」と前を向くと、「そういう意味では最後の7位のヨーロッパリーグ予選からというのは、それを挑戦したご褒美かな」と、欧州カップ戦の出場権獲得を喜んだ。

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