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法大FW上田綺世不発…“コパ報道”に明大がモチベーション高める

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FW上田綺世が封じられて、法大は今季初の無得点で終えた

[5.19 関東大学L第6節 法政大0-2明治大 味フィ西]

 指揮官の怒りは試合中から沸点に達していた。法政大は明治大に0-2で完敗。今季初の無得点による敗戦に、長山一也監督は「この試合が重要なのは分かっていたと思っていたんですけど、分かっていなかったんだと思う」と吐き捨てた。

 6月に開催されるコパ・アメリカを戦う日本代表への招集が噂されるFW上田綺世(3年=鹿島学園高)がいたために、この日は普段より報道陣も多め。大学生でA代表選出となれば9年ぶりということもあり、注目度の高い一戦となっていた。

 ただそのことが明大のモチベーションを高めていたという。栗田大輔監督は「新聞などでコパに出るだとか、まだ正式でもないのに出ていたみたいで」とチクリ。「明治も強い個人を追及している。うちの方がいい選手が多いことを見せたかった」と気合十分で臨んでいたことを明かした。

 そして序盤こそ上田がゴール前で倒されるなどしてチャンスを迎える場面はあったが、その後は流れの中ではシュートを打つチャンスすら与えて貰えない。放ったシュートはFKを含めた合計2本。普段、シュート数が多い上田ということを考えれば、完全に封じられたと言ってもいい結果になってしまった。

 コパ・アメリカを戦う日本代表のメンバーは24日に発表される。周囲の雑音を「それは発表するときに分かること。コメントをすることは特にない」とシャットアウトして臨んでいた試合だったが、結果で応えることは出来なかった。

 ただどうしても上田には、いろいろなプレッシャーを跳ね除けて結果を出し続けてほしいという目が向けられてしまう。長山監督も「代表に入っていようが、Jに内定していようが、どういう感覚でピッチに立つことが出来るか、結果を生み出すのかをしっかりしないと何にも生み出せない」とあえて厳しい言葉で突き放す。

 徹底マークについて「大学にいる以上はそれと戦わないといけない」と話した上田も、「どういう風に勝てるのかを僕らが明確に出来ていない」と不満を吐露。監督の言葉からは、「(結果を残した)先輩のように背中をみせて、下を引きずってでも引き上げながらという思いを感じた」という。改善策については「まずは主力選手が明確にすることが大事なんじゃないか」と話していた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第93回関東大学L特集

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