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“政治問題”解決ならず…アーセナル、MFムヒタリアンのEL決勝欠場を発表

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EL決勝欠場が決まったアーセナルMFヘンリク・ムヒタリアン

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝に歩みを進めたアーセナルだったが、無情な政治問題が立ちはだかった。クラブは21日、アルメニア出身のMFヘンリク・ムヒタリアンが試合会場のアゼルバイジャンに入国できず、決勝戦に出場できないことが決まったと発表した。

 アーセナルは29日、アゼルバイジャン・バクーで行われるEL決勝でチェルシーと対戦。勝てば1994年以来25年ぶりの欧州タイトルになるというだけでなく、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるとあり、クラブのモチベーションは高い。

 ところが、主力を担うムヒタリアンが決勝には出場できない見込みとなった。母国のアルメニアと開催地のアゼルバイジャンは旧ソビエト連邦時代から領土問題を抱えており、現在も政治的な緊張状態にあるためだ。

 アーセナルは21日、ムヒタリアンに関する声明を発表。「チームの一員になるための選択肢を徹底的に探したが、ミッヒや彼の家族と話し合った後、彼がわれわれの遠征に参加しないことを合意した」と述べ、以下のように立場を示した。

「われわれはこの状況について、深い懸念をUEFAに向けて書面で通達した。ミッヒは決勝までの道のりで重要な役割を果たしてきたので、チームの観点から見れば大きな損失になる。フットボールのキャリアでは滅多に起こらないことだが、選手がヨーロッパの決勝戦を逃してしまうことは非常に残念だ」。

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