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2022年W杯開催で大きな変化を迎えるカタール…アル・サワディ事務総長「W杯は国中に大きなメリット」

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 ワールドカップカタール大会組織委員会のハッサン・アル・サワディ事務総長は、世界的なスポーツイベントを開催できることで国中に大きな利益を生み出せていると主張した。

 2022年のワールドカップまで残り3年となり、大会開催に向けたインフラ整備が着々と進む中、空調など最新整備が施されたハリーファ国際スタジアムの改修が完了。また、大会に向けて新たに建設されたアル・ジャノブ・スタジアムも今月に完成したばかりだ。

 順調にスタジアムの建設が進む中、ワールドカップのホストが決定したカタールに対して当初は懐疑的な見方が強かったものの、今では徐々にこのような考え方は好転し、大会成功への期待が膨らんでいる。大会組織委員会の事務総長を務めるアル・サワディ氏は、『Goal』のインタビューに対して初の中東開催となる同大会の成功に向けての自信をあらわにした。

「世界中の多くの人たちがこのことを実感し始めていると思う。もちろん、一部の人たちは当初の考えに固執していると思うが、彼らはカタールを見に来ていないからそう考えているのだと思っている。ここに来て、アミールカップの決勝戦をアル・ジャノブ・スタジアムで観戦した人たちは、この素晴らしいスタジアムの雰囲気やオープニングセレモニーを体感することができただろう」

「もちろん、まだ1試合を行ったに過ぎないが、我々はワールドカップのオペレーションに則ってこの試合を運営した。そして、この決勝戦が成功したと断言できることをとても誇りに感じている」

 また、アル・サワディ事務総長は「確かに、まだまだ学ばなければならないことが多くある。しかし、我々の成長を君たちだって目にできるはずだ。スタジアムに限定したことだけではなく、運営面でも毎日のように成長している。これは間違いなく我々にとってのレガシーだ」と強調し、ワールドカップがカタール全土に大きな影響をもたらしていると話した。

「ここでのことを経験した人たちなら、カタールがワールドカップのホストを務めることが正しい判断であったと認識できるはずだ。我々にとっても大きな変化が起きており、2022年に我々がホストを務めたときにはさらに大きな変化が起きるだろう。準備段階から激しい非難があったが、今ではそのような人たちですら、ワールドカップのメリットを理解し、我々の最大の味方になっている。このような状況をとても誇らしく思う」

 さらに、ワールドカップがインフラ面だけではなく、他の分野でもカタール中に多くの利益を生み出していると同事務総長は主張している。

「これはファンタスティックなスタジアムやテクノロジー、大きなイベントを開催できることだけに限定された利益ではない。一方で、人道的な側面や教育面にも多くの利益を生み出している。すでに多くの人たちがワールドカップが持つ大きな影響を実感し始めている」
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