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日本代表はテレビの中の話だった…9年半ぶり大学生FW上田綺世「今回がゴールじゃない」

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上田綺世がA代表に選出された

 コパ・アメリカ(南米選手権)を戦う日本代表メンバーが発表になり、法政大のFW上田綺世(3年=鹿島学園高)が初選出された。大学生のA代表選出は、2010年1月に行われたアジア杯予選に招集されたMF山村和也(当時流通経済大)、FW永井謙佑(当時福岡大)以来、約9年半ぶりとなる。

 嬉しいという感情よりも、まずはホッとしたという。先日からA代表入りの可能性が報じられ、注目度が高まっていた中での日本代表メンバー発表。電車での移動中に確認したという上田は、「まずは安心した。代表活動で結果を残してきたことが繋がった」と胸をなでおろした。

 サムライブルーの試合はテレビの中での話だった。「小さい頃は夢にも思わなかった。家で父と観たり、高校のころも寮で観たりとかしていたけど、自分が立つ舞台だとは思っていなかったので」。だた、夢にも思わなかったことを叶えたからこそ、みんなにチャンスがある舞台だと実感を込めて言う。「僕のような人間もいる。『俺も頑張れば行けるんじゃないかな』という希望を持たせるようなプレーがしたい」。

 昨年12月にトレーニングパートナーとしてA代表合宿に参加した際にも、MF柴崎岳らとコミュニケーションを取ったという上田は、今回も先輩たちに多くの助言を求めたいと考えている。今回のメンバーにはGK川島永嗣やFW岡崎慎司といった経験豊富な選手も選出されている。特に同ポジションの岡崎には、「Jリーグにとどまる選手もいれば、海外を経験することで戻りたくない選手もいる。そこの差、違いを聞いたりしたい」と疑問をぶつけるつもりだという。

 コパ・アメリカの期間中はAマッチデーではないため、協会に拘束力がない。そのため、U-22日本代表のメンバーを中心とした“B代表”の色合いが濃い編成となっている。上田自身もそれを強く理解した上で、「自分がどの程度の選手なのか、自分の中で図るチャンスだと思う。自分の特長になる部分の探りを入れながら、そのレベルで点が取れる選手なのかを確かめたい。分からない部分が多いからこそ、先に繋がる部分、繋がらない部分が模索出来ると思ってる」という。

 だからこそ「今回がゴールじゃない」と強調する。そして「今回が五輪に繋がるのは間違いないけど、あくまでA代表の活動であり、僕の活動。今後もっと大きな何かに繋がるような結果を求めたい」と力強く意気込むと、「普段からは考えられないプレーレベルになる中で、自分がどれくらい出来るのかを知る機会になる。A代表の選手と何が違うのかという刺激を持って帰ってこないといけないと思っています」と成長を誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)

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