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ロッベンが明かすバイエルン移籍…「理由はC・ロナウドだけじゃない」

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今季限りでバイエルンを退団するアリエン・ロッベン

 今季限りでバイエルンを退団する元オランダ代表FWアリエン・ロッベン(35)が、レアル・マドリーを退団した理由を明かした。スペイン『アス』が報じている。

 フローニンゲンでプロ生活をスタートさせたロッベンはPSV、チェルシーを経て、2007年8月にレアルに移籍。2シーズンで公式戦65試合13ゴールを記録し、2007-08シーズンにリーガ・エスパニョーラ優勝を経験した。

 しかし、2009年夏にフロレンティーノ・ペレス会長が復帰すると、レアルは大型補強を敢行。FWクリスティアーノ・ロナウドやカカ氏、FWカリム・ベンゼマシャビ・アロンソ氏といったビッグネームを獲得し、ロッベンは金銭補填のために放出されてしまった。

「理由はロナウドだけじゃなかった。フロレンティーノ・ペレスがクラブの会長として復帰し、ロナウドだけでなくカカ、ベンゼマ、シャビ・アロンソを獲得した。彼らは、多くのお金を使った。だから、彼らは『何人かを売却する必要がある』と言ってきた」

 そう明かしたロッベンは「(当時の監督)マヌエル・ペレグリーニととてもいい関係を築いていたし、ガッカリした。キャリアの中で最高のプレシーズンを過ごしたからね」と調子は良かったようだが、レアルを去る以外の選択肢はなかったという。

 そこで候補に挙がったのがバイエルンだった。ともにオランダ人で、当時監督に就任したばかりのルイス・ファン・ハール氏、キャプテンのマルク・ファン・ボメル氏の説得もあったようだ。

「決断は容易ではなかった。バイエルンはその時点でヨーロッパで成功していなかった。僕の目標はチャンピオンズリーグを獲得することだった。僕は十分にやれることを証明したかった。バイエルンへの移籍は僕のキャリアにとって最善の選択だった」

 バイエルンに加入したロッベンは、怪我に悩まされることもあったが、持ち味のスピード、切れ味鋭いドリブルを武器に公式戦309試合に出場し、144ゴールを記録。2012-13シーズンには念願のチャンピオンズリーグ制覇を果たすだけでなく、ブンデスリーガ7連覇にも貢献し、今季限りでバイエルンを退団する。

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