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最近4試合で3度目の先制点献上…大宮DF菊地「逆転するのはパワーも要る」

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[5.26 J2第15節 柏1-1大宮 三協F柏]

 大宮アルディージャの圧力で柏レイソルはいつものようなビルドアップができず、苦しい展開を強いられていた。そんな中、ショートカウンターから柏のFWオルンガが先制点を挙げる。大宮守備陣の人数は揃っていたが、混戦でいち早く反応したオルンガが左足を振り抜いた。

「(ゴール前まで)運ばれている場面もありましたけど、運ばれても最後で耐えきれれば」と想定していたDF菊地光将は、先制点を悔やむ。大宮は5月に行われた4試合のうち、スコアレスドローだった栃木戦を除く、愛媛戦(○2-1)、山口戦(△2-2)、柏戦(△1-1)の3試合で先制点を献上していたからだ。「逆転するのはパワーも要る」(菊地)。先に失点しないことはチームとしての課題といえた。

 先制された後、前半45分には最終ラインのDF山越康平が負傷交代。この日ベンチにはDF登録の選手が入っておらず、FW吉永昇偉を投入して右WBへ。それまで右WBを努めていたDF奥井諒を左WBへ回し、左WBのDF河面旺成のポジションを下げて対応した。「河面も元はそこ(最終ライン)の選手ですし、昇偉も練習でもやっているのでそんなに違和感はなかったです」。急な選手変更も3バック中央の菊地は冷静だった。

 後半立ち上がりには柏のFW瀬川祐輔に決定機を許したが、GK笠原昂史の好セーブでしのぐ。そして、後半7分にFWフアンマ・デルガドをピッチに送り込むと、フアンマが同点弾を決めた。「追加点を与えなかったからこそ後半に追いつけた」と守備の安定がゴールの呼び水となったと菊地は言う。

「1週間いい準備をして、次はしっかり勝ちきれるように」。次戦は6月2日。敵地での福岡戦に臨む。

(取材・文 奥山典幸)

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