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相次ぐ負傷者、5人が270分出場…U-20日本代表、無敗GL突破の代償も“中5日”に期待

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中5日でリカバリーへ

[5.29 U-20W杯グループB第3節 U-20日本代表 0-0 U-20イタリア代表]

 U-20ワールドカップに出場しているU-20日本代表はグループリーグ第3戦でU-20イタリア代表と対戦し、0-0で引き分けた。勝ち点を「5」に伸ばし、2位でグループステージを突破。「死の組」といわれたグループBに属したが、日本は中2日でエクアドル、メキシコ、イタリアという強敵を相手に無敗で決勝トーナメントに駒を進めた。

 試合後、影山雅永監督が「イタリアに勝って1位で(決勝トーナメントに)いくつもりだった」と話した通り、イタリア戦も大幅ターンオーバーは行わず、主力7人が3試合連続で先発出場。そのうち、MF斉藤光毅(横浜FC)、FW田川亨介(FC東京)の2人が揃って負傷交代する事態となった。

 3試合連続で先発した7人のうち、MF齊藤未月(湘南)、DF菅原由勢(名古屋)、DF小林友希(神戸)、GK若原智哉(京都)の4人がフル出場。エクアドル戦の後半アディショナルタイムに交代したMF山田康太(横浜FM)を含めた5人が270分プレーした。W杯特有の緊張感の中、この過密日程で世界と戦った疲労は蓄積しているだろう。

 もっとも、2位通過を決めたことで、ラウンド16の試合まで中5日に決まったことはリカバリーを図る意味ではポジティブな要素。首位通過していれば中3日、3位通過の場合は中4日だった。影山雅永監督は「中2日で3試合目というのは、なかなかJリーグでもないこと。疲労がないといえば嘘になる」としつつ、「5日間もらえるのは大きくなっていくと思います」と前を向いた。

 また、疲労とコンディション不良を考慮され、前日練習場に姿を見せなかったMF郷家友太(神戸)、MF藤本寛也(東京V)、FW宮代大聖(川崎F)の3人はイタリア戦前のアップにも参加しなかった。影山監督は「プレーが可能というジャッジにおいて、彼らを次のために準備させている。『次はOK』と軽々しいことは言えませんが、フィジカル面も怪我に関する面もどんどん良くなっている」と説明した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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