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日本代表MF久保建英が“17歳最後”に圧巻2発!! 首位FC東京、躍進大分制して独走キープ

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1点目のドリブルシュートを決めるFC東京のMF久保建英

[6.1 J1第14節 FC東京3-1大分 味スタ]

 J1リーグは1日、第14節を各地で行い、FC東京大分トリニータを3-1で破った。18歳の誕生日を3日後に控える日本代表MF久保建英が、17歳最後の一戦で自身初の1試合2得点をマーク。上位対決を制した首位のFC東京が独走態勢をキープした。

 ホームのFC東京は今季初黒星を喫した前節のC大阪戦(●0-1)と同じスターティングメンバー。この試合を終えて日本代表に初合流する久保が右サイドハーフに入った。対する大分は前節の川崎F戦(●0-1)から1人を入れ替え、DF高畑奎汰に代わってDF星雄次が入った。

 試合は4-4-2で深く押し込むFC東京に対し、3-4-2-1の大分が受けに回る構図で始まった。FC東京は前半2分、カウンターから久保がドリブルで駆け上がると、FWディエゴ・オリヴェイラとのつなぎでエリア内に侵入。最後は久保のパスからD・オリヴェイラがシュートを狙ったが、GK高木駿がビッグセーブを見せた。

 大分は前半4分、敵陣左サイドでFWオナイウ阿道がDF渡辺剛からボールを奪い、グラウンダーでのクロスに星が反応。だが、決定的なシュートはGK林彰洋に阻まれた。その後もシャドーのMF小塚和季がバイタルエリアに何度も顔を出し、右サイドが高い位置を取る変則システムでスペースを支配したが、なかなかゴールにはつながらない。

 すると前半10分過ぎから徐々にFC東京が右サイドで時間をつくれるようになり、同13分には久保のクロスから古巣対戦のMF東慶悟がダイレクトで合わせるも、シュートは大分守備陣がブロック。さらに同18分、高い位置を取ったDF室屋成のクロスがゴール前を突いたが、またしても鋭い反応を見せた高木が足でかき出した。

 それでも前半30分、ついにスコアが動いた。久保の右コーナーキックから右サイドを押し込むと、室屋のクロスにMF橋本拳人が反応。うまくマークを振り切ってヘディングで合わせ、右ポストに当たったボールがゴールネットを揺らした。さらに同39分、中盤でボールを奪った久保が今季3点目となる独走ドリブルシュートを決め、リードを2点に広げた。

 ハーフタイムが明けてもFC東京のペースは変わらない。左サイドのDF小川諒也がたびたびオーバーラップする場面もつくり、ピッチを幅広く使った攻撃が活性化。守備では前線からの激しいプレッシングが容赦なく大分のビルドアップを襲い、FW永井謙佑やMF高萩洋次郎のシュートチャンスにつなげた。

 苦しむ大分は後半12分、星とMF島川俊郎を下げてFW後藤優介とMFティティパンを一気に投入し、システムを4-4-2に変更。すると同14分、オナイウの落としから小塚がつなぎ、オナイウが左足シュートをゴール右隅に突き刺し、ようやく1点を返した。さらに同17分、DF岩田智輝のロングキックをオナイウが収め、再びシュートを放った。

 ここからは一進一退の攻防。FC東京は後半36分、D・オリヴェイラに代わってFW矢島輝一を投入。対する大分はミスが続いた岩田を下げてMF三竿雄斗を起用した。FC東京はやや劣勢が続いたが同アディショナルタイム1分、相手のミスを突いた久保が華麗に高木をかわして無人のゴールに流し込み、プロ入り初の1試合2得点。FC東京がリーグ一番乗りの今季10勝目を記録した。

(取材・文 竹内達也)
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