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「CKでチャンスメイクしたのは初めて」劇的AT弾演出の浦和GK西川

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浦和レッズGK西川周作

[6.1 J1第14節 川崎F 1-1 浦和 等々力]

 時間は後半アディショナルタイム。すでに、表示された4分は回っていた。0-1と1点のビハインドを背負う浦和レッズに最後に与えられたCKのチャンス。最後方からGK西川周作がゴール前へと上がっていった。

 MF武藤雄樹が蹴り出したCKに対し、ニアサイドに走り込んで飛び上がった西川にボールは触れず。一度ははね返されたものの、MF宇賀神友弥がPA内に送り返したボールに西川が反応。ゴールに背を向けていたことで、「宇賀神選手からボールが来た時点で自分はシュートを打てる態勢ではなかった。中にフリックすれば誰かが飛び込んでくれると思った」と左足アウトで中央へと送る。

 このボールがMF荻原拓也に当たってゴール前でフリーで待ち構えるMF森脇良太の下へ。森脇が右足で合わせたシュートがDF谷口彰悟に当たりながらもゴールマウスに収まり、劇的な同点ゴールが生まれた。

「僕自身、CKで上がっていってチャンスメイクしたのは初めてだった。最後まであきらめない気持ちを全員で見せられた試合だったと思う」

 チームはリーグ戦4連敗中。5月28日にオズワルド・オリヴェイラ監督が解任され、大槻毅氏が新監督に就任して迎えた初戦だった。「連敗していたので今日負けなかったのは大事」と答えると、「今日は引き分けに終わってしまったけど、次は勝利につながるようにやっていきたい」と巻き返しを誓う。

(取材・文 折戸岳彦)
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