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U-20W杯で輝く若原を支える4選手、「パワーをくれる」“6人”のGKチーム

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結束を深めるGKチーム

 正GKとして迎えたU-20ワールドカップで好セーブを連発した。U-20日本代表GK若原智哉(京都)はエクアドル戦のPKストップに始まり、メキシコ戦、イタリア戦も安定感抜群のシュートセーブでチームを救い、グループリーグ突破の立役者となった。

 昨秋のU-19アジア選手権をともに戦った大迫敬介(広島)はA代表に招集され、谷晃生(G大阪)は直前に負傷。今シーズンは京都で出場機会を得られず、緊張の中で迎えた初の国際大会だったが、グループリーグ3試合の失点はエクアドル戦のオウンゴールのみ。2試合を無失点に抑える手応えをつかみ、決勝トーナメントに向かう。

 ゴールマウスを守る若原には大迫、谷から大会期間中もエールが届いている。そして、今大会でサポート役に徹しているのが茂木秀(C大阪)と鈴木彩艶(すずき・ざいおん=浦和ユース)。明るく、力強い2人の立ち振る舞いもまた、若原の好パフォーマンスを支えている。

「2人とも連絡をくれて、『お疲れ』とか、『次頑張れよ』と言ってくれる。それも力になりますし、彩艶と秀くんもいい雰囲気で練習をさせてくれて、試合当日もパワーをくれる。アップからいい雰囲気をつくってくれて、とてもいい環境でプレーできています」(若原)

 試合当日はアップ中に声で盛り上げ、若原を試合に送り出す2人の姿がある。「試合中もベンチから『智哉ナイス!』とか聞こえるんで。褒められるとノッてきます」。今大会はスポットライトを浴びているが、U-19アジア選手権は正GKだった谷を若原と大迫がサポートした。茂木は言う。

「智哉とサコ(大迫)も同じように(正GKを)サポートしていたのは聞いていた。GKはチームというか、他のポジションとは違う。1人を最高の状態で送り出すっていうのは、僕も彩艶も意識せずにやっています。彩艶も急遽呼ばれたけど堂々としていて、チームにパワーを与えていると思う。心強いですね」(茂木)

 もっとも、代表常連だった大迫、谷、若原の3人のように時間をかけて関係性を築いてきたGKチームではない。茂木が代表に招集されるようになったのは今年から、彩艶はサプライズ招集だった。当初は“急造”だったが、ポーランド入りしてから3試合を終え、結束は深まっている。

「初めましてがスタートだったけど、今はもうそんな感じじゃなくて。3人(大迫、谷、若原)はずっとやってきたメンバーだと思うけど、初めてチームになった3人も鼓舞しあって、楽しくやってます」(茂木)

 最年少の彩艶も「GKチーム3人でやっているので、(若原が)いいプレーしてくれたらうれしいし、ミスが出たら自分たちのせいというつもりで(練習から)やっている」と言い切る。若原を支える4人の選手と、日々の練習でともに汗を流す高橋範夫GKコーチ。「“5人”とGKコーチのノリさんで戦っている」(若原)。頼もしいサポートが活躍を支えている。

(取材・文 佐藤亜希子)

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