日本代表MF久保建英は4日、18歳の誕生日を代表チームの一員として迎えた。この日は当番制で回るA代表の囲み取材を初めて担当し、報道陣からは祝福のバースデーケーキもプレゼント。18歳になったことで“海外移籍解禁”という騒音も聞かれる中、「18歳は若くない」と決意を語った。

　2001年6月4日に生まれた久保はこの日が18歳の誕生日。午前中にはチームメートから次々に祝ってもらったといい、「誕生日はいつも特別ですけど、こういう場所で迎えられることは非常にうれしい」と素直な心境を述べた。

　ただ、これまで何度も口にしてきたようにピッチに入れば年齢は関係ない。また世界を見ていけば、10代で世界のトップレベルで戦う選手も珍しくない。「18歳は若くない感じだと思う。18歳で試合に出る人は出るし、出ない人は出ない。18歳で試合に出ているからといって22〜23歳の時が約束されているわけじゃない」と現状の立ち位置に満足する様子はない。

　だからこそ「焦らなくていいと思うし、年齢が上がったからというわけじゃなくやっていきたい」と語った久保。「一年区切りでまず見ていないんで、今から18歳の最後の日に何をするっていうのは、具体的に考えていない。いまこの場で活動があるので充実したものにしたい」とまずは目の前のキリンチャレンジ杯に向け、力強く語った。

(取材・文　竹内達也)