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「彼はバラックとエジルのミックス」今季本格ブレイクの19歳をレバークーゼンGMが絶賛

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レバークーゼンMFカイ・ハベルツ

 レバークーゼンのルディ・フェラーGM(ゼネラルマネジャー)は、今夏のドイツ代表MFカイ・ハベルツの残留を強調。ドイツ誌『キッカー』のインタビューで同選手を絶賛した。

 2010年、レバークーゼンの下部組織に加入した現在19歳のハベルツは、これまで同クラブのトップチームですでに公式戦105試合に出場して28ゴールと22アシストを記録。昨年秋からドイツのA代表にも呼ばれ続けている同選手は今シーズンを公式戦42試合の出場で20ゴールと7アシストで終え、ピーター・ボス監督の下で4位でフィニッシュしたチームで本格的にブレイクした。

 以前からバイエルンからの興味が伝えられているハベルツだが、最近の『tz』による報道ではレバークーゼンはドイツ王者からの9000万ユーロ(約109億1000万円)の獲得オファーを拒否したと伝えられている。先日、ドルトムントに向かった同じくドイツ代表MFのユリアン・ブラントとは違って、ハベルツの契約には契約解除条項が盛り込まれていないため、クラブは移籍金ではなく同選手の残留を選んだとのこと。

 ホッフェンハイムからドイツ代表MFケレム・デミルバイを獲得する一方で、ハベルツを残す決断を「早い時期に下した非常に大事な2つの決断」と語るフェラーGMだが、そのハベルツについては「現在ヨーロッパで最も熱視線が送られている選手の1人」とも指摘しつつ、次のように続けた。

「彼にはサッカー選手としての限界が存在しない。果てしない才能や競技面での能力を持つにも関わらず、地に足をつけた性格で、まだとてもしっかりと見守ってあげている家族の元に住んでいる。浮かれる可能性はまったくないんだ」

「スピードやスタミナを兼ね備えるうえ、ヘディングやフィジカル合戦に強く、技術は完璧。さらに戦術理解がずば抜けており、守備的に考える。他の選手の場合、ハードワークをしているように見えるプレーも彼は軽快にこなして見せる。今後10年間、最も輝くドイツ人選手となることには疑問がない」

 同GMは主にトップ下でプレーし、セントラルMFや右サイドもこなすハベルツを2人の元ドイツ代表MFと比較する。

「彼はミヒャエル・バラックとメスト・エジルのミックスを体現していると思う。走りやエレガンスはエジルを思い起こさせ、身体の発達、頑丈さ、空中戦の強さ、ゴールを脅かす能力に関しては最盛期のミヒャエルのようだ」

 フェラーGMの絶賛が止まないハベルツだが、レバークーゼンとの契約は2022年までとなっており、少なくともあと1シーズンは同クラブでプレー。18歳と307日とブンデスリーガ史上最年少の選手としてリーグ戦50試合に出場した逸材の今後の活躍に注目したい。

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