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左WBで途中出場した原口「自分にしかできないウイングバックの形を」

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後半34分から途中出場したMF原口元気

[6.5 キリンチャレンジ杯 日本0-0トリニダード・トバゴ 豊田ス]

 後半34分、5人目の交代枠で投入された日本代表MF原口元気(ハノーファー)はそのままDF長友佑都のいた左ウイングバックのポジションに入った。不慣れなポジションでの限られた出場時間。それでも「慣れてはいないけど、オプションを増やしたいし、新しいことに挑戦したい」と貪欲にプレーした。

 4-2-3-1なら左右のサイドハーフが定位置だが、この日採用した3-4-2-1では2シャドーかウイングバックが原口のポジションになる。シャドーの位置はMF中島翔哉やMF堂安律、MF南野拓実、MF伊東純也、MF香川真司らがひしめく激戦区で、ウイングバックも長友やDF酒井宏樹らがライバル。競争は熾烈だ。

 実際、この日はベンチからのスタートとなり、「どちらにしろ、ポジションを取らないといけない。今日(スタメンで)出れていないというのはそういうこと。(ポジションを)奪いに行きたい」と悔しさもにじませる。

 とはいえ、「人と争っている感じではなくて、自分が出たときにどういうパフォーマンスを出せるか」と、あくまで自分のプレーに集中する原口。「自分にしかできないウイングバックの形を出していければ」と、自分らしいウイングバック像を模索していく。

(取材・文 西山紘平)

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