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森保監督が語る久保建英ベンチ外の理由「いろんなプレッシャーがかかっている」

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MF久保建英はスタンドからの観戦となった

[6.5 キリンチャレンジ杯 日本0-0トリニダード・トバゴ 豊田ス]

 17歳でA代表に初招集され、試合前日の4日に18歳の誕生日を迎えた日本代表MF久保建英(FC東京)はFW岡崎慎司、DF中山雄太、GK川島永嗣とともに23人のベンチ入りメンバーから外れ、スタンドから試合を観戦した。

 試合後の記者会見で森保一監督は「ここにいるメディアの皆さんも久保建英が出るのを期待していると思うし、メディアを通して日本のサッカーを見ている皆さんも久保建英が出ることを期待しているというのは私にもひしひしと伝わっている」と前置きしたうえで、18歳の起用を見送った理由を説明した。

「彼は18歳になったばかりで、シーズンを通してチームを牽引するようなプレーを続けてきた。そして今は移籍報道等、いろんなプレッシャーがかかっている中、少し緊張の糸を緩めながら先に進んでいったほうがいいのかなという思いを持って彼を見ている」

 とはいえ、中3日の9日にはエルサルバドル戦が控え、その後はブラジルで開催されるコパ・アメリカ(南米選手権)にも招集している。U-20W杯への参加を断念してまでA代表に抜擢した久保を今後、どう起用していくのか。

「(A代表デビューが)もうちょっと先になるかどうかはチームの状況次第だが、まずは彼が今、示してくれているプレーと結果を続けて、このまま成長し続けてくれれば、間違いなくこのA代表の舞台でもプレーできる選手だと思う。そこは彼の成長と我々の使い方がしっかりマッチしていけるようにというふうに考えている」。森保監督はあくまで慎重な姿勢を崩さなかった。

(取材・文 西山紘平)

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