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大津相手に守備力発揮の熊本学園大付SB中井主将、仲間たちと力磨いて冬へ

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守備面での奮闘光った熊本学園大付高左SB中井研太主将

[6.5 インターハイ熊本県予選決勝 大津高 1-0 熊本学園大付高 熊本県民総合運動公園陸上競技場]

 高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグWESTで2位につける大津高との決勝戦。6年ぶりに決勝のピッチに立った熊本学園大付高は大応援に支えられて、強敵に食い下がった。特に印象的なプレーを見せていたのが、左SBの中井研太主将(3年)だ。

 元々SHだった中井はこの日、守備の強さを発揮。特長でもある出足の良さ、反応の速さを活かして相手が触る前にボールをつつき、またスペースへ抜け出そうとする相手の前に身体を強引にねじ込んでボールを奪い取っていた。

 身長は169cmだが空中戦でも奮闘していた。ただし、本人は失点しないことを意識しすぎて攻撃参加する回数を増やせなかったことを反省。タッチライン際から前線につけるパスや右足CKで精度も見せたが、最後まで1点を奪うことができず悔しい決勝戦となった。

「相手よりも先にボールを触るところや、キツイところでしっかりと声を出していく」ところがストロングポイント。8強の壁を破っての準優勝にも主将は満足しておらず、仲間を奮い立たせて選手権へ向かう意気込みだ。「夏にしっかり、もうちょっと体力面でも大津に負けないようにした方が良いと思いますし、チーム全体としてもどんな相手でも強い気持ちを持ってやっていくメンタルが必要」と語ったリーダーは打倒・大津高を実現するために努力を続ける。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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