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ブンデス選手の市場価値が更新、ドイツでも1億ユーロの選手が誕生!日本人選手はほぼ全員減少…

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ジェイドン・サンチョ

 ドイツ『transfermarkt.de』は5 日、ブンデスリーガでプレーする選手たちの市場価値データを更新。フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠を除く日本人選手は市場価値が減少した。

 各国でプレーする選手それぞれのパフォーマンスや将来性、市場効果やユーザーの意見などを考慮して市場価値を評価する『transfermarkt 』。今回の更新の対象はブンデスリーガでプレーする選手たちとなった。

 ドルトムントで飛躍のシーズンを過ごした19歳のイングランド代表MFジェイドン・サンチョは前回更新時の8000万ユーロ(約97億円)から同リーグ史上初の1億ユーロ(約122億円)の大台に乗り、市場価値ランキングの1位に輝いた。またレバークーゼンで大ブレイクを果たしたドイツ代表の新星、同じく19歳のMFカイ・ハベルツは市場価値が6500万ユーロ(約79億円)からドイツ人では歴代最高の9000万ユーロ(約109億円)に跳ね上がり、2位にランクインした。

 7連覇達成のバイエルンからは以前から変動なしのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラと1000万ユーロ(約12億円)増のドイツ代表DFヨシュア・キミッヒがそれぞれ7000万ユーロ(約85億円)で3位タイ。同クラブからリーグ得点王のポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキの市場価値が7000万ユーロから6500万ユーロに減少して5位タイ、ドイツ代表MFのセルジュ・ニャブリ、DFニクラス・ジューレがそれぞれ6000万ユーロ(約73億円)と評価され、7位タイでトップ10入りを果たしている。

 一方で、ドイツ代表率いるヨアヒム・レーブ監督に今後の構想外を言い渡された同クラブのベテラン組、FWトーマス・ミュラーやDFマッツ・フンメルス(それぞれ3500万ユーロ、27位タイ)、DFジェローム・ボアテング(2000万ユーロ、62位タイ)はそれぞれ大きくランクダウン。ドイツ代表やバイエルンでの世代交代が反映されることになった。

 また、100万ユーロ(約1億2000万円)を維持する長谷部を除いて日本人選手の市場価値は軒並み減少。ブレーメンの日本代表FW大迫勇也はAFCアジアカップ後の離脱が影響したようで600万ユーロ(約7億3000万円)から500万ユーロ(約6億1000万円)に。2部降格したハノーファーの日本代表MF原口元気の市場価値は400万ユーロ(約4億9000万円)から250万ユーロ(約3億円)に、アーセナルからレンタルのFW浅野拓磨は200万ユーロ(約2億4000万円)から150万ユーロ(約1億2000万円)に引き下げられた。

■香川の市場価値は?
 ゲントから期限付きでニュルンベルクに送り出されたFW久保裕也は250万ユーロから200万ユーロに、フォルトゥナ・デュッセルドルフでシーズン後半戦から出場機会を得られなくなったMF宇佐美貴史も市場価値が200万ユーロから150万ユーロへと減少。長谷部を除く日本人選手は、ブンデスリーガにおける2018-19シーズンは大きなインパクトを残せなかったシーズンとなったと見られているようだ。

 なお『transfermarkt』は4日にはトルコ1部でプレーする選手たちの市場価値データを更新し、そのなかでドルトムントから半年の期限付きでベシクタシュに加わっていた日本代表MF香川真司の市場価値も新たに評価。ドルトムントでの苦しい状況やベシクタシュでのパフォーマンスが考慮されたのか、市場価値が800万ユーロ(約9億7000万円)から600万ユーロ(約7億3000万円)へと減少を記録。またガラタサライDF長友佑都は275万ユーロ(約3億3000万円)から200万ユーロへと減少した。

『transfermarkt』の現時点ブンデスリーガ所属選手の市場価値“トップ10”
1位 ジェイドン・サンチョ(ドルトムント、1億ユーロ)
2位 カイ・ハベルツ(レバークーゼン、9000万ユーロ)
3位 チアゴ・アルカンタラ(バイエルン、7000万ユーロ)
3位 ヨシュア・キミッヒ(バイエルン、7000万ユーロ)
5位 ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン、6500万ユーロ)
5位 ティモ・ベルナー(RBライプツィヒ、6500万ユーロ)
7位 クリスチャン・プリシッチ(ドルトムント、6000万ユーロ)
7位 セルジュ・ニャブリ(バイエルン、6000万ユーロ)
7位 ルカ・ヨビッチ(フランクフルト、6000万ユーロ)
7位 ニクラス・ジューレ(バイエルン、6000万ユーロ)

『transfermarkt』の現時点日本人選手市場価値“トップ10”
1位 中島翔哉(アル・ドゥハイル、2500万ユーロ)
2位 武藤嘉紀(ニューカッスル、1000万ユーロ)
3位 冨安健洋(シントトロイデン、900万ユーロ)
4位 酒井宏樹(マルセイユ、800万ユーロ)
5位 堂安律(フローニンゲン、750万ユーロ)
6位 吉田麻也(サウサンプトン、700万ユーロ)
7位 香川真司(ベシクタシュ、600万ユーロ)
8位 岡崎慎司(レスター・シティ、500万ユーロ)
8位 乾貴士(アラベス、500万ユーロ)
8位 大迫勇也(ブレーメン、500万ユーロ)
8位 南野拓実(ザルツブルク500万ユーロ)
(※プレミアリーグやリーガ所属選手の市場価値はここ数か月間更新されていない。)

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