チェルシーは、マウリツィオ・サッリ監督の引き抜きを狙うユベントスに対し、契約解除金530万ポンド(約7億3000万円)を要求するようだ。伊『スカイスポーツ』が伝えている。

　今季チェルシー指揮官に就任したサッリ監督。初年度で新たなスタイルを取り入れながらプレミアリーグで3位に導き、さらにヨーロッパリーグのタイトルをもたらした。しかし、ボールを持つことにこだわるスタイルやメンバーを固定する起用法などから、批判の声も数多く上がっている。

　そんなサッリ監督に対し、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が去ったユベントスが引き抜きを狙っていると伝えられている。本人もインタビューでチェルシー残留の可能性を示唆しつつ、「イタリアからの誘いは強い」と語っており、母国復帰に前向きな発言を残している。一部メディアは、サッリ監督がすでに退団希望を伝えたとも報じている。

　チェルシー側は本人の希望を邪魔することはないと見られているが、ユベントスに対しては契約解除金を要求するようだ。『スカイスポーツ』によると、サッリ監督との間に結ばれている530万ポンドの解除金を支払うことを、イタリア王者に伝えたようだ。

　先日ユベントスのファビオ・パラチッチSDは「移籍市場にいる限り、新たな監督を待っている」と言及している。また、復帰を画策していると伝えられたMFポール・ポグバについては「新しい監督と話をするよ」と、再獲得の可能性を示唆している。

　2015～2018年までナポリを率いたサッリ監督。ユベントス指揮官就任となればナポリファンの強烈な反発は避けられないが、1年でイタリアへ帰ることになるのだろうか。

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