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10番FW前川「今年の芦屋学園の強み」。多彩な攻撃陣が決勝でもゴール誓う

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前半10分、芦屋学園高の10番FW前川京佑が反転しながらのスルーパスで決定機を演出

[6.7 インターハイ兵庫県予選準決勝 芦屋学園高 1-1(PK3-0)滝川二高 アスパ五色メイングラウンド]

「攻撃は確かに今年の芦屋学園の強みやと思います」。芦屋学園高の10番FW前川京佑(3年)はアタッカー陣の手応えを口にしていた。

 雨中でキープ力を発揮していた前川やスピード豊かなMF牧野陽太(3年)、MF足立壮駿(3年)、MF木原仁(2年)、そしてこの日はベンチスタートだった大型レフティーFW近藤悠介(3年)や4回戦、5回戦で貴重なゴールを決めているFW上野勇人(2年)ら多彩な攻撃陣。守備陣の支えを受けながら、許泰萬監督も「前が良い」と認める選手たちが対戦相手を苦しめている。

 この日は滝川二高の厳しいチェックの前になかなか同点に追いつくことができなかったが、終盤へ向けて攻撃の圧力を増すと、後半35分に近藤が豪快な一撃で今大会5点目となる同点ゴール。スルーパスやゴール前での飛び出しで決定機に絡んでいた前川は「みんなが行くぞとなったらどんどん連係できる。でも、そうならないとバラバラになって厳しいし、多彩な攻撃ができない」と波がある部分を課題に挙げるが、決勝では10番も強みに挙げるメンタリティーも発揮してゴールを奪い取る意気込みだ。

 前川は「自分的にはパスを散らしてゴール前に入って中に上げてもらったボールを決めるのが得意。気持ちを全面に出してゴールにどんどん向かっていって、きょうチームに迷惑をかけた分、僕も活躍したい」ときっぱり。競い合うように結果を残すアタッカー陣が決勝でも貴重な一撃を決める。
 
(取材・文 吉田太郎)
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