今季のレアル・マドリーで一際大きな輝きを放ったFWビニシウス・ジュニオールだが、ジネディーヌ・ジダン監督は必要不可欠な選手と考えてはいないようだ。スペイン『アス』は、同指揮官がブラジル人FWをレンタルで放出することに前向きであると報じた。

　今季、メジャータイトルをすべて逃したレアルにおいて、クラブやファンに希望をもたらすような存在感を放ったビニシウス。しかしながら『アス』曰く、ジダン監督はそんな同選手をレンタルで放出することに、前向きな考えを示しているとのことだ。

　ジダン監督のそうした姿勢はビニシウスとそのエージェントの不安を煽るものとなり、エージェント側がフロレンティーノ・ペレス会長に対して一時クラブから離れる心構えがあることを伝えた模様。だがペレス会長は、ビニシウスがスポーツ面、マーケティング面でも重要な存在であることを強調し、レンタルで放出する可能性を否定したとみられる。

　ジダン監督とレアル首脳陣の若手選手の扱いに関しては、相違がある様子。首脳陣はMFブライム・ディアス、ビニシウス、今夏加入予定のFWロドリゴの若手の内、ブライムをレンタルで出すことに前向きであるのに対して、ジダン監督は何よりもブライムを残したいと考えているようだ。

　なおビニシウスに対しては、同胞のロナウド氏が会長を務めるバジャドリーがレンタルでの獲得に興味を示しているという。

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