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GKシュミット、森保Jでは異例の連続フル出場「試されたというか…」

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日本代表GKシュミット・ダニエル(仙台)

[6.9 キリンチャレンジ杯 日本2-0エルサルバドル ひとめS]

 197cmの長身を誇るGKシュミット・ダニエル(仙台)が日本代表正守護神の座を掴み取ろうとしている。今回のキリンチャレンジカップでは、異例の2試合連続フル出場を達成。本人は「試された」と笑顔で謙遜したものの、指揮官の信頼を強く感じさせる起用だった。

 森保一監督はこれまで6人のGKを招集。昨年9月のキリンチャレンジ杯から今年1月のアジアカップまではシュミット、GK東口順昭、GK権田修一が選ばれ続け、前回と今回でGK中村航輔、GK川島永嗣、GK大迫敬介が加わった形だ。権田は今年3月に招集外となり、今回は東口が選ばれなかったため、シュミットは唯一の皆勤メンバーにあたる。

 連続選出については合宿序盤で「頑張れというメッセージだと思う」と話していたシュミット。しかし、それだけの理由ではなさそうだ。キリンチャレンジ杯ではこれまで第1戦に起用された選手が第2戦でも使われた例はなく、連続先発はアジア杯の権田のみ。ところが今回、シュミットが初めて2試合連続で先発したため、そのルーティーンは崩れた。

「試されたというか、しっかりどういうことをできるかというのを表現してみろということだと思う」。当本人は謙遜交じりに振り返るも、起用を受けての結果は2試合無失点。この日は相手のシュートが1本だけだったため、「結果だけを見れば良いこと」と満足はしていないようだが、指揮官の目にはプラスに映ったはずだ。

 また、森保監督が求めるビルドアップや守備範囲の部分でも上々の出来だった。2019-20新ルールのゴールキックは「なりゆきでそうなった」という配置にすんなり対応し、遠くのボランチに縦パスをピタリと配球。前半には相手のプレッシングを足元でいなすシーンもあり、「冷静にできたかなと思う」と事も無げに振り返った。

 次の国際Aマッチデーは今年9月。詳細は発表されていないが、カタールW杯のアジア予選がスタートする可能性が高い。「自分のすべてのプレーを出せたわけじゃないけど、シンプルにキャップ数を積み上げられたのは良かった」(シュミット)。過去6大会でわずか3人しか立ったことのない大舞台のゴールを守るため、27歳の守護神が着実に歩み始めている。

(取材・文 竹内達也)

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