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すぐに成果が出なくてもコツコツと。前橋育英のMF渡邉綾平主将、上で戦うための新たな武器取得にチャレンジ

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前橋育英高MF渡邉綾平主将がサイドチェンジを狙う

[6.9 インターハイ群馬県予選準々決勝 前橋育英高 4-0 前橋商高 群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場]

 上のステージに行くために、新たな武器を磨き得ようとしている。前橋育英高のMF渡邉綾平主将(3年)は元U-16日本代表候補で、2年時から名門・前橋育英のレギュラーボランチ。チームリーダーとしてチームへの発信力も期待されている存在だ。

 前橋商高との伝統の一戦となった準々決勝は、前半から持ち味である守備でのハードワーク、強度高い守備を80分間継続。「自分がやらないと絶対について来てくれないと感じているので、(まず自分が示すことを)必ず意識して日常も過ごしている部分があります」と背中でチームを引っ張るMFは、1点も与えないことにこだわって完封勝利に大きく貢献した一方、攻撃面では一本のパスでサイドへ展開することを狙っていた。

 これまでもキック力を活かしてサイドチェンジを狙うシーンはあったが、基本は1タッチを交えたショートパスでボールを動かす役割。それでも、この日はミスを怖れずにサイドへ展開する本数を増やしていた。

「(山田耕介)監督から細かいパスだけじゃなくて大きく展開して、守備というところも最近求められている。プロのスカウトの方に見てもらう機会があった時に、細かい部分だけでは上では通用しないというのが監督と話して言われたので、大きく展開してその中で自分がPA付近に行った時に細かいことをしたり、ゴールやアシストしたりするのが最近の自分の理想像なのでやっていますね」
 
 この日はタイミングよく配球していたものの、精度については全く納得の行くものではなかった。だが、渡邉はコツコツと取り組んで成果を出す構え。「また次は精度を上げられるように。(次の試合まで)少ししか変われないと思うんですけれども、その中でも質を上げられるようにしたいです」と前向きに改善していくことを誓っていた。

 プロのスカウト陣にアピールするためには全国出場を果たし、そこで勝ち上がらなければならないと考えている。「そう強く思っていて、プロとかそういう進路を開くためにも全国には行かなければいけない。(そして周囲の評価を変えるために)必ず日本一を獲るという気持ちは持っています」。注目ボランチはより上で戦うための武器を増やして、予選突破、全国での活躍を狙う。

(取材・文 吉田太郎)
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