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「必要なのは目先の結果じゃない」“本田圭佑監督”が感じるカンボジアでの使命

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カンボジア代表の実質的な監督を務める本田圭佑

 カンボジア代表の実質的な監督を務める元日本代表FW本田圭佑(32)が、自身の使命について語った。

 11日、カタールワールドカップ(W杯)アジア1次予選の第2戦が行われ、敵地でカンボジアがパキスタンに2-1で勝利。2戦合計4-1で1次予選突破を決めた。

 先制されながらも後半の2ゴールで逆転勝利を飾ったカンボジア。本田は「一番こだわったのが、前の試合でリードしていることで、『逃げたい』というような臆するようなプレーをして欲しくなかった」と語ると、「結果的には良かったですけど、実際に危ないプレーもいっぱいあったし、良くないプレーもいっぱいあったので修正しないといけないところが多いですね」と振り返った。

 2次予選から日本や韓国などFIFAランキング上位国も参加。40チームを8グループに分かれ、ホーム&アウェーの総当たり戦で最終予選進出を争う。監督として臨む2次予選は、本田にとって「全然検討がつかない」未知の戦い。それでも指揮官は「とにかくサプライズを起こしていく。選手たちには結果を見るな、1日1日良くしていく努力を怠るなと言っている。2次予選でも相手を苦しめていく試合を全試合でやっていきたいと思います」と意気込んだ。

 また本田は「何でカンボジアで監督をやっているのか」について言及。「必要なのは目先の結果じゃない。カンボジアのサッカー文化そのものを変えるくらいのことをしないといけない。今、試合に向けての戦いの考え方やメンタルを根こそぎ変えようとしています。特に代表なんて3か月に1回しか集まらなくて、なかなかいい習慣が身につかない。俺がちゃんと交代枠とか采配を通じてメッセージとして伝えないといけないっていうのは使命として感じています」と語り、カンボジアサッカーの発展を願った。

※有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』(https://www.mag2.com/m/0001678906.html)のコメントは許可を得た部分を使用しています。

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