beacon

PKストップ!U-16代表の189cmGK高橋が「地元」東北で輝く!

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-16日本代表GK高橋一平がPK戦でルーマニア2人目をストップ

[6.12 U-16インターナショナルドリームカップ第1節 U-16日本代表 1-1(PK4-2)U-16ルーマニア代表 ユアスタ]

「地元」東北で189cmの超大型GKが輝いた。U-16日本代表のGK高橋一平(神戸U-18)は、1-1で突入したPK戦でルーマニア2人目のシュートコースを読み切ってストップ。「まず跳ぶ方向を決めていて、跳んだ方向に飛んで来たので良かったです。とても気持ちよかったです」という高橋は右への跳躍でシュートを完璧に止めると、静かに拳を握りしめて喜んだ。

 高橋はルーマニア戦について、「自分としては気合を入れて全員で勝ちに行くスタイルで行っていて、自分の思い通りのプレーはできたので良かった」と振り返る。まずは前半8分にファインセーブ。FKのこぼれ球を枠へ打ち込まれたが、好反応で外へ弾き出した。ルーマニアはその後もカウンターからクロスやシュートに持ち込んできていたが、良い形で試合に入っていた高橋は強みであるクロス対応を発揮しながら試合を進めていく。

 前半40分にカウンターで失点するなど課題も残った試合だったが、気持ちの込もったプレーを続けて2点目を許さず。そしてPK戦でチームを勝たせる仕事をした。ブラウブリッツ秋田U-15出身で高校進学時に神戸U-18を進路に選んだ高橋は、「地元」東北での好プレー以上に、PK戦勝利での勝ち点2獲得を喜んでいた。

 神戸ではGKコーチからのアドバイスをノートに記して、振り返りながらの日々。その中でクロスへの対応などがレベルアップしてきたと実感している。今回、追加招集でメンバー入りしている高橋は、この代表活動でアピールする意気込みだ。

「自分がこの代表に入ってもっと活躍して、自分のスキルアップもそうですし、A代表を目標にサッカーをしているので、そこにも食い込めるように努力している」と高橋。インターナショナルドリームカップの残り2試合へ向けては「チームとしては、勝ち点3を必ず取りに行くこと。個人としては、気合で誰にも負けない選手になって、その上で自分の得意なクロスボールやキックを出していきたい」と誓った。ピッチ内外で挑戦し、代表定着に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

TOP