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鹿島ルーキーMF名古が待望“初出場”「一日一日、前向きにやってきた」

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鹿島アントラーズMF名古新太郎

[6.14 J1第15節 鹿島2-0C大阪 カシマ]

 順天堂大から今季加入し、開幕15試合目でリーグ戦初出場。本格的なプロ生活の船出を迎えた鹿島アントラーズMF名古新太郎は「苦しい時期もあるし、それがあったからこそ上にあがっていこうという気持ちも強くなった。そこはプラスに捉えている」と前向きな心境を語った。

 特別指定選手だった昨季のJ1第21節名古屋戦でJリーグデビュー。今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では3試合に出場したものの、リーグ戦では3試合にベンチ入りしたのみで、これまで一度も出番はなかった。すなわち、この日がプロ選手として迎える初めてのリーグ戦だ。

「もちろんもっと早く試合に絡めれば良かった。自分自身もそう言ってきたし、周りからの期待もあったと思う。ただ、もちろんプロの世界なので。出られない時期がかなりあったけど、そこは練習を含めて試合に出たときのイメージでやっていたし、パフォーマンスは維持してやってきたつもり。一日一日の練習に対して前向きにやってきた」。

 加入1年目の前半戦に鹿島のスタメンに並ぶことは容易ではないが、大卒選手に求められるのは即戦力としての働き。「ついに」という充実感よりも「やっと」という飢餓感が顔をのぞかせる。また、長年にわたって偉大な選手たちが君臨してきた中盤中央のポジションを担うからにはなおさらだ。

「ボランチなので攻撃でも守備でもチームを動かせるように、チームの中心としてやっていかないといけないという思いはある」。この日は昨季から主力を担っていたMF三竿健斗が全体をオーガナイズする傾向が強かったようだが、名古も「試合を積み重ねながらそこはできるようになっていきたい」と意欲を語る。

 目指すは90分間とおして活躍できる選手になること。「前後半含めてできた部分はあったと思う。ミスをした部分はあったし、そこは修正しないといけないけど、自分自身としてはできた部分を1試合とおしてできるような選手にならないといけない」。初陣で得た手応えと教訓を胸に、再び先発のピッチに立つべく、トレーニングから積み重ねていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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