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サンチェス封じで成長を示すと意気込む植田「抑えきれば自信になる」

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日本代表DF植田直通

 ベルギーでの1年間の成長を示し、自信を深めることを“テーマ”に掲げた。グループリーグ初戦のチリ戦を翌日に控え、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)は「キリンチャレンジでも3バックという新しいことをやり始めている。今回もただ大会に参加するだけではもったいない。自分たちがやりたいことをやって、自分たちの力を出せるようにしたい」と意気込んだ。

 コパ・アメリカという舞台に立つ喜びが、張りのある口調から伝わった。「人生でも何度出られるか分からないような大会。ニュースを見ていてもこの大会に懸ける南米選手の思いは熱い。本気の選手たちとやれるのが僕は楽しみだし、本気の選手にどれだけ自分がやれるかを確かめに来た。もちろん成長の確認だけじゃなく、この大会で成長していきたい。そういった意味も含めて思い切りぶつかりたい」。以前は決して饒舌ではなかった植田が朗々と語る。この大会に懸ける思いの強さは南米勢だけではないということだ。

 対峙することを楽しみにしている相手がいる。バルセロナ、アーセナルと強豪を渡り歩き、現在はマンチェスター・ユナイテッドに所属するFWアレクシス・サンチェスだ。「映像でしか見たことがないが、本当にすごい選手で、どんな動きをしてくるか分からない。良い動き出しをしてくるだろうし、自分がそれを抑えることができれば自信になる」。身長169センチと小柄ながら、スピードを最大限に生かすため、DFとの駆け引きも一流なのがサンチェス。明日の試合はそのあたりでも植田の成長の成長が試されることになる。

「(日本が)前から(プレスを掛けに)行く場合でも、後ろがどれだけ耐えられるかだし、後ろが1対1になることもあると思う。僕個人としてそこはつぶし切るのが目標だが、チームとして2対1の状況をつくることも、声を掛けながらやっていきたい」

「若手」だった時期は過ぎ、最終ラインを組むことが予想されるDF冨安健洋やDF板倉滉は年下。DFリーダーの役割も担いながら、チリに立ち向かう。

(取材・文 矢内由美子)
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