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「かつての日本のよう」ザッケローニ氏、女子W杯で母国イタリアの躍進を予想

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元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が16日、イタリア国営放送『Rai』のテレビ番組『ラ・ドメニカ・スポルティーヴァ』に出演し、セリエAや女子サッカーについて語った。

 現在、フランスで女子ワールドカップが開催されており、ザッケローニ氏の母国イタリアも参戦している。開幕から2連勝を飾り、すでに決勝トーナメント進出を決めているイタリアについて、なでしこジャパンのかつての快進撃を見ているようだと感想を述べた。

「あまり語れる立場ではないかもしれないが、女子サッカーに関しては、日本の試合を観戦してきた経験がある。イタリアの成長を見ると、まるでかつての日本の成長を再び見ているかのようだよ。アッズーレ(イタリア女子代表の愛称)がかなり先まで勝ち進めたとしても私は驚かない」

■サッリのセリエA復帰を歓迎
 続いてイタリア人指揮官は、前チェルシー指揮官マウリツィオ・サッリのユベントス監督就任について言及。ナポリのカルロ・アンチェロッティやインテルのアントニオ・コンテに続いて、名将がセリエAに復帰したことを歓迎した。

「私は非常に嬉しく思う。コンテや昨年のアンチェロッティに続き、海外から戻って来た。10年前、イタリア人指揮官は、海外での指揮など一切、検討していなかった。だがセリエAが投資を控える一方、プレミアリーグの資金は潤沢だった。だが少しずつ指揮官が戻り始めている。サッリは、これ以上改善することが難しいユーヴェを指揮することになるが、復帰は前向きなことだ」

■30年所属したローマを去るトッティに
 またザッケローニ氏は、フランチェスコ・トッティ氏が30年間にわたって所属したローマを去ることについて、自身の見解を示した。

「トッティは、スポーツディレクターの立場でチーム作りに深く関わっていくことを希望していたようだが、こうなったということは、現段階において彼にその準備はできていないと考えられていたのだろう。別の役職を受け入れるか、別の場所で自分の考えを推し進めるしかない」

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