beacon

昨年日本一の山学沈めた韮崎の2年生MF真壁、決勝でも攻守でアクション起こす

このエントリーをはてなブックマークに追加

豊富な運動量が光る韮崎高MF真壁龍輝

[6.16 インターハイ山梨県予選決勝 韮崎高 0-0(PK5-4)日本航空高 中銀スタジアム]

 ピッチの到るところに現れてボールに絡んでいた。韮崎高MF真壁龍輝(2年)は、今村優貴監督が掲げる「アクションを起こすサッカー」をピッチで表現しているプレーヤーだ。

 ボランチの位置からゴールを奪うために長い距離をスプリントしたり、いち早く動き出したりして攻撃を活性化。そして、「守備も攻撃も自分からアクションするのは意識している。(走力は)普段から走っていますし、自信があります」という真壁は、守備でも献身的にボールサイドに現れてプレッシングに行ったり、スペースを埋めたりするなど走り続けていた。

 今大会初戦となった準々決勝(対東海大甲府高戦)では先制点と2点目をマーク。前日15日の準決勝では昨年度日本一の山梨学院高相手に決勝ヘッドを決めた。「昨日は押されている時間が多かったんですけれども、守備の人が本当に身体を張って守ってくれてチャンスは多くなかったですけれども1チャンスに自分が走り込んで決めることができた」。後方でバランスを取ってくれるMF佐野太亮のサポートを受けながら、思い切りよく前線へ飛び出して決定的な仕事をしている。

 真壁は全国大会へ向けて、「今大会3ゴールを決められたんですけれども、全国大会でももっと得点を決めれる選手になれたらいい」。6年ぶりの全国大会出場を決めた韮崎には真壁の他にも、大型左SB萩原大翔やMF望月馨太とMF村松壮の両翼ら2年生にもポテンシャルのある選手たちがいる。主力の半数が2年生で来年も楽しみだが、まずは今年。先輩たちとともに一丸となって戦い、全国で結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

TOP