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さっそく決勝弾!! A代表から帰ってきた永井「プレッシャーのかけられ方がすごい」

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決勝ゴールを決めたFC東京FW永井謙佑

[6.19 ルヴァン杯PO第1戦 FC東京1-0C大阪 味スタ]

 チーム復帰初戦でさっそく結果を出した。日本代表活動中に右肩を負傷していたFC東京FW永井謙佑は、リーグ前節の神戸戦(●0-1)をスタンド観戦。それでも実戦復帰の場となったルヴァン杯プレーオフステージの前半43分、MF東慶悟からのクロスをヘディングで押し込んで決勝ゴールを決めた。

 4年ぶりのA代表招集を経て、キリンチャレンジ杯エルサルバドル戦では代表初ゴールを含む2得点。永井の6月はこれ以上ない形で始まった。ところがその試合の後半途中、相手との接触で右肩を痛めると、そのまま途中退場。勝利の最大の立役者になるはずだったが、どこか後味の悪さが残ってしまった。

 クラブに帰ってきてからも大事を取り、前節の神戸戦はベンチ入りメンバー外。コパ・アメリカに参戦中のMF久保建英がクラブを離れたこともあり、陣容変更を迫られたチームは多くのチャンスを作りながらも0-1で敗れた。ただ、永井にとってはこの休養も「一回上から試合を見て、もう一度整理できた」と前向きに働いていたという。

 そうして迎えた復帰戦、永井は前半のうちに復帰初ゴールを記録すると、後半もミドルシュートや激しいプレスバックでチームに貢献。後半35分、当初はMFユ・インスと交代するはずがMFナ・サンホのスタミナ切れで交代選手が変更になるというアクシデントもあったが、「みんなやっているので」と最後の最後まで走り切った。

 日本代表から帰ってきてからは「チームメートからのプレッシャーのかけられ方がすごいですね……」と苦笑い気味に明かした永井。この日の試合後にも、長谷川健太監督が名指しで称える一幕があり、代表ストライカーを盛り立てる空気ができている。しかし、当の本人はいたって冷静。今後の戦いに向けて「チームのみんなが活かしてくれているので、決められて良かった。継続できるように」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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