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久保建英がウルグアイ戦で受けたもう一つの感銘「あれがなければ…」

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ウルグアイ戦を振り返ったMF久保建英

 日本代表MF久保建英(FC東京→レアル・マドリー)にとって、20日のウルグアイ戦(△2-2)には刺激とはまた別の感銘もあったようだ。

 29本の被シュートもなんの、昨年7月2日のロシアW杯・ベルギー戦以来、約1年ぶりとなる代表戦出場で変わらぬ実力を高らかに示したGK川島永嗣。36歳のパフォーマンスが18歳の心の琴線を揺らしていた。ウルグアイ戦から一夜明けた練習後の取材で久保は「自分がアップしているときに一度ビッグセーブがあって、あそこで流れが変わったなというのは見ていて感じました」と語った。

 どの場面かは明言しなかったが、久保がアップをしているときという状況などと照らし合わせると、それは1-1で迎えた後半10分のシーンだろう。FWルイス・スアレスのスルーパスに抜け出したFWエディンソン・カバーニとの1対1を川島が見事に阻止。素早い判断で前に出てコースを限定すると、カバーニのシュートを至近距離で防いだ。

「あれがなければ、その後どうなっていたか分からない」。久保はそう言いながら、さらに続けた。「一人で結果を引き寄せる選手というのは、長年の賜物という言葉で片付けるのは違うかなと思いますが、やっぱりそれも少なからず影響していると思います。今の自分たちにはないものを持っていると思う。そういうものを自分たちに還元してくれることは、非常に力になります」。技術やメンタルに加えて、経験値がもたらすプラスアルファがあることを久保は試合から学んでいる。

(取材・文 矢内由美子)

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