[6.22 J2第19節 柏2-0千葉 三協F柏]

「ほぼ完璧な試合と言っていいと思う」。決勝点を奪った柏レイソルのMFクリスティアーノは、“千葉ダービー”を振り返った。

　前半25分、ジェフユナイテッド千葉がゴールキックからつないできたボールを柏が中盤で奪う。FW江坂任がMF大谷秀和とのワンツーで前を向いて相手を引きつけると、中央のFW瀬川祐輔へパスを送る。さらに瀬川は右サイドでフリーになっていたクリスティアーノに流すと、背番号9は右足を一閃。2試合ぶりとなる今季4ゴール目で、柏に先制点をもたらした。

　シーズン前に毎年行われる柏と千葉による「ちばぎんカップ」では、2017年から3年連続得点しているクリスティアーノ。これで対千葉では4試合連続得点と“千葉キラー”とも言える活躍を見せている。

　この日、中盤2列目の右に入ったクリスティアーノは、右サイドバックのDF小池龍太とのコンビでサイドを制圧。追加点となった瀬川のゴールも、アシストしたのは小池だが、小池へのスルーパスはクリスティアーノが送ったものだった。「今日はロングボールに頼らずにボールを回すことができた」と攻撃の組み立ての面でも手応え。リーグワースト3位と得点力不足が課題となっている柏だが、12試合ぶりの複数得点で“千葉ダービー”を白星で飾った。

(取材・文　奥山典幸)

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