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「ああいうふうになりたい」…板倉滉が感じた柴崎岳の凄み

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日本代表DF板倉滉(フローニンゲン)

[6.24 コパ・アメリカGL第3節 日本1-1エクアドル ベロオリゾンテ]

 隣のポジションに入ったキャプテンから大きな刺激を受けた。日本代表MF板倉滉(フローニンゲン)は、「ああいうふうになりたい」とMF柴崎岳(ヘタフェ)への尊敬を口にした。

 第2節ウルグアイ戦に先発してA代表デビューを飾った板倉だが、立ち上がりにバタついてミスを繰り返し、試合後に反省していた。しかし、続けてスターティングメンバ―に名を連ねたエクアドル戦では、「ウルグアイ戦を経験できたことで、落ち着いて入れる思っていた。守備では相手の嫌なところに立ち、ボールをたくさん受けてリズムを作れるようにというのを意識して入った」とウルグアイ戦のようなバタつきを感じさせずに試合へと入った。

 序盤からエクアドルの激しいプレスに苦しめられ、チームとしてボールをロストする場面もあったが、「自分が受けることを考えつつ、食いついた相手をうまくどかしてパスコースを作ろうと意識した」とプレー。守備面でも体を張り続けてエクアドルの前に立ちはだかろうとしてが、試合は1-1のドローに終わってグループリーグ敗退が決まった。

 2試合に先発出場した板倉は、コンビを組んだ柴崎の凄みを肌で感じたようだ。「ガクくんは自分のポジションを見て、すごい気を使ってポジションを取ってくれるので、すごくやりやすかった。あれだけ試合の状況判断をして、チーム全体のことを考えてポジションを取ってくれる選手が一人いると落ち着きも作れる」。A代表常連との差を感じたが、「ああいうふうになりたいと感じた」と目指すべきものも見えた。その差を少しずつでも埋めていくため、さらなる成長を遂げていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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