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刺激的な1か月を過ごした19歳…GK大迫敬介は「確信している」

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日本代表GK大迫敬介(広島)

[6.24 コパ・アメリカGL第3節 日本1-1エクアドル ベロオリゾンテ]

 約1か月間、濃密な時間を過ごすだけでなく、大きな一歩を踏み出した。しかし、同時に悔しさも味わった。日本代表GK大迫敬介(広島)は新たな刺激を受けて、ブラジルの地を後にする。

 5月23日に発表されたキリンチャレンジ杯に臨む日本代表に初選出された大迫は、翌24日に発表されたコパ・アメリカに臨むメンバーにも選出された。キリンチャレンジ杯では出場機会をつかめなかったものの、コパ・アメリカのグループリーグ第1節チリ戦でゴールマウスを託され、A代表デビューを飾った。

 しかし、大会3連覇を狙うチリにゴールラッシュを許して大量4失点。その後の2試合では出場機会をつかめず、ベンチから戦況を見守った。

 大舞台での戦いを終えた大迫は何よりもピッチに立ち、「この大会を経験できたことは一つ大きな意味がある」ときっぱり。「1試合しか出られなかったのが現実で、その悔しさが間違いなくある」と出場機会が限られたことで悔しさを残したのは当然だろうが、ピッチ外でも大きな経験を詰めたという実感もある。

「(川島)永嗣さんだったり、世界で経験ある選手と一緒にトレーニングできたり、そういう選手のプレーを目の前で見られたのは間違いなく自分にとって刺激だし、これから(の成長)につながっていくと確信している」

 刺激を受けたのは、コパ・アメリカの期間中だけではない。キリンチャレンジ杯の活動期間中に“フル”のA代表と時間をともにしており、「今回の遠征中から自分自身、意識を変えながら練習している部分もある」ほどだ。「自分の中で高まった意識をできるだけ落とさず、チームに帰ってから、良い意味で変わったなと思われるようにやっていきたい」と力強く語った。

 A代表に初招集され、A代表の常連メンバーに触れ、自らもピッチに立ち、南米の強国と真剣勝負を行った。濃密な1か月を過ごして貴重な経験を積んだ19歳は、今後どのような成長曲線を描いていくだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)
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